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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕がボッチになった話
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波乱の参加型配信(下)

そして3人で攻略すること2時間ついにボス部屋にたどり着いた。

BODでのボス部屋は基本的に入った瞬間からボスがPOPし始めて対比は不可能になる。

今回の東の地下迷宮のボスは人型だが腕が10本ありそれぞれが高威力の拳銃を構えている。


「それではボス戦やっていきましょうか

お二人はここのボス倒したことあったんですよね?」


悠が聞くと二人は頷いてボス部屋に入る


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


迷宮ボス固有名『king of multi armed gunner』は拳銃系の上位ボスなので拳銃以外の武器は使ってこないがそもそもボス部屋がBODのフィールドにしては狭いのと十丁もの拳銃を装備しているので射程も連射能力も弱点にはならず普通はフルパーティー6人でヘイトを分散させて対処するのが王道なのだが悠達は3人しかいない。


「俺がタゲ引くんでミキさんは後方から弱点の目を狙いまくってください。

ツバサさんはミキさんを庇いつつイレの援護を頼みます」


そう言い残してボスに突っ込む悠に若干呆気にとられつつ二人も構える。


(こいつとやるのは二年ぶりだけどパターンは覚えてるし武器が火力不足でアタッカーとして役に立たないから適度にヘイト管理用の閃光弾とか投げつつ避けるか)


そして悠は十丁もの拳銃からの射撃を一人で避け続ける。

このボスは腕毎に攻撃パターンが違うがCPUによる操作なので弾道が逸れることはなく必ず狙ったところに飛んでくる。

勿論いくら悠がパターンを覚えているからといっても全段避けれるような甘い攻撃ではなく所謂詰み射撃が来ることもあるのだがそれに対しては.......


『嘘だろパールさん......弾丸を撃ち落としてる!?』


ツバサは背を向けたボスに向けて銃を撃ちつつ驚愕の声を上げる。

ミキに至っては驚きで固まっていた。

悠は記憶力がとても良く頭もいいため本気で攻略しようとしていたら全てのパターンと弾道が目に焼き付いてしまったのだ。そして全てのパターンと弾道の記憶

と相手の銃口の向きや相手の体勢と重ねて予測しその弾道に銃撃を置くという神技を行っていた。


30分後


「それでは今日の配信を終わります。

高評価とチャンネル登録よろしくお願いします」


初めての参加型配信は迷宮クリアで終了した。

悠は一度大きく息を吐き、


「ツバサさんとミキさんもありがとうございました。」


配信が終わったため2人にお礼をいう悠に二人は少し悩むような間を置いて、

ツバサが口を開いた。


『.........パールさんは復帰勢なんですよね?

前のアカウントの名前を教えてもらってもいいですか?』


そして唐突にこんな質問をするのであった。

悠はこのゲームをサービス開始直後からプレイしていたが、高校受験のために夏休み明けにアカウントを消したのだった。

もう復帰するつもりはなかった悠だったが配信を始め用とした時に他にできることが思いつかなかったので、新しいアカウントを作って再開したのだった。


「え?前のアカウントの名前ですか?」


とはいえ勿論悠はフレンド機能もメール機能も知らなかったので自分の名前を知ってるにとなんているわけがないと思っていた。

そう、思っていた......


「確か適当に決めた名前だったんですけど.........

プレイヤー1だったっけなぁ?」


悠がそういうと


『..............』


二人は黙り込んでしまったので

悠は首を傾げてしまった。

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