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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕に友人ができる話
34/37

Re記念配信(コラボ)5

そんな感じで始まった2戦目、まずは先程と同様にチェッキーが突っ込む。

まとめて奇襲を受けて倒れるのを避けるため即座にカバー出来るギリギリの距離を開けつつ後ろについて行くパールだったが特徴的な反響音がしたので即座に制止の声をかけつつ近くの掩蔽物に隠れる。


「相手も突っ込んできています。向こうはそこまで距離を開けずに固まって移動しているようですがどうしますか?」


名無し:本当に耳いいよな


名無し:スキル無しのプレイヤースキルでそこまで聞き取れるのね


名無し:まあそれが出来ないと跳弾で壁越しにヘッショなんて無理だよなw



『そうだね......まずは君から突っ込もうその後に私が突っ込む』


「分かりました僕が突っ込んで2人の距離を開けた上で後ろからチェッキーさんがアサシンキルですね?」


『じゃあ行こっか』


名無し:?


名無し:よく分かるな


名無し:ただの脳筋発言にしか見えなかったけど


名無し:普段からチェッキーも意外と考えてるんだ


名無し:意外だね


コメントが感嘆に包まれる中一方その本人はと言うと、


(べ、べつに私は無策で突っ込もうとしたわけじゃないしーちゃんと考えてたしー)


彼女の手は震えていた。

そんな茶番を行いつつもパールはしっかり相手2人の真ん中に突っ込む。

距離の詰まった状態で挟みつつ銃を撃つと同士討ちの可能性が増えるの、本来は撃つべきでは無いのだが、パールの武装が打刀であるのを見て撃たねばやられると思い.......撃とうとした時にはもう彼のHPはゼロになっていた。


「ナイスです」


『いやあそこで恐れず1歩踏み込めるのもすごいよねー君なにか武道でもやってたの?』


「いやー全然、ゲームの中なんでただ最善の行動を続ける事を意識してるだけですよ」


『へー........ところでさ、君も出るんだよね?日本大会』


その声はどこか覇気を孕みつつパールに投げかけられた。


「まあ出ますよせっかくチームに誘ってもらったので」


名無し:お?


名無し:宣戦布告タイムか?


名無し:今まで公式大会で日本人がチェッキーに勝った事はないからなー


『楽しみに待っていることにするよ』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー4時間後ー


「はいそれではそろそろ配信を終わろうと思います。今日は記念配信に来てくださりありがとうございました」


パールのポイントもだいぶ増えて全勝して配信を終了しようと最後の挨拶に入る。


『ちょっと待ってねーこのまま終わりじゃ味気ないしやろうよ』


そんなパールに待ったをかけたのhsチェッキーだった。


名無し:お疲れー


名無し:凄かったー


名無し:ん?


名無し:何?


『私と君で1on1........ね?』

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