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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕に友人ができる話
33/37

Re記念配信(コラボ)4

名無し:すげー


名無し:今の一応相手2人ともプラチナ中位くらいでしょ?


名無し:やっぱり近接型同士やりやすいのかな?


名無し:でも2人共本家よりはやばくないね


『ナイスーいやー意外と行けたね

何の事前調査もしてないから2人で負けまくる気まずい配信になる可能性もあったんだけど.....』


「いやー意外と行けますね?

それより酷いですね僕の配信なんですけど」


名無し:まあ気まずくならんくて良かったね


名無し:初コラボで負けまくりはキツイよなw


名無し:勝ってるから問題無し


『じゃあ次行こうか?さっきは私ほとんど何もしてないからね』


「いやそんなことないですよ?しっかり1人落とした上に相手の位置を晒せたのでありがたかったですよ」


『嬉しいねー君本当に学校じゃぼっちなの?

私的にはもっとこう陽キャって感じの雰囲気を感じるんだけど』


名無し:チェッキーそこを突くな!


名無し:陰キャはよう顔を付き合わせて話すと緊張する生き物なんだ!!


名無し:やめろー俺にも刺さる


「まあ.....はい........触れないで下さい」


パールが持病を拗らせているところで次のマッチが完了した。

次のステージは駅内で比較的短いレンジでの戦いが起きやすいマップだった。


「いいステージが続きますね。大橋ステージとか来たらこのスタイルで勝てる気しないんですけど」


『それはこっちのセリフだよよくこんな射程短い武器であのステージ勝てるね?』


名無し:いやブーメラン


名無し:あんたの方が射程短いだろw


名無し:すっごいこと言ってるねw


「まあブーメラン刺さってるとは思いますけどこのマップの勝率はチェッキーさんの方が高かったですよね?」


『まあ君よりは影響を受けないからね?マップによっては負け越してるところもあるし....早く上がって来て欲しいな』


2人が話しているのはまだパールが正体不明(アンノウン)として活動していた時の事だ。

幾度もなくマッチした2人は、当然このステージでもよく戦っていた。


名無し:その話気になるなー


名無し:結局どっちが強いの?


名無し:まあ勝ち越してるのはチェッキーなんだろうけど


名無し:逆にあれにどうやって勝ったんだろ?


「懐かしいですね。最初は勝ち越してたのにいきなりフルフェイスヘルメットを着けて来た時はビビりましたよ」


『当時私の中で最強は君だったから、君がヘッド以外に当てないのに気づいてね?』


ちなみにフルフェイスヘルメットは視界が本来の約10パーセントに制限されるのに対して得られる恩恵は一定口径以下のヘッドショット倍率を0倍にするというもので、本来は産廃装備なのだった。


名無し:参考にならねえ


名無し:チェッキーのスタイル的にいちばん影響受けそうなのに


名無し:そりゃ負け越すわw


「当時はまさか相手が日本1位だとは思ってませんでしたよ」


『まあそれ言ったら君も元2位だけどね?最初フレンド申請蹴られた時はショックだったよ。というわけで埋め合わせとしてこの試合も活躍してもらおうか?』


ショックだったと言われ思わず謝ろうとしたパールを押しとどめるように続くチェッキーの言葉に頷き次のバトルへと望むのだった。



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