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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕に友人ができる話
30/37

Re記念配信(コラボ)1

ー次の日ー


逃げるように配信を切り上げた悠だったがあの後チーム全体で再度話し合いをしてどこまで喋って良くてどこかたがいけないのかを明確にした。

その後暇だからと翼に誘われてタッグ戦に行き、遂ににパールはプラチナランクに到達した。

現在のプラチナ入りたてのランキングボーダーは約28000位そしてオフライン大会は大会の進行の関係上人数を絞るため参加希望のプレイヤーのランキング上位10000人のみが参加できる。

つまり今のままではパールはおそらく参加出来ないため今後もランキングを上げていく必要があるのだ。


(あれ?)


ちょうど昨日の配信の事を考えながら朝食を取りTwitterで今日の配信についてはツイートしようとスマホを開くとおかしかった。

具体的に言うとフォロワーの桁がバグったかのように変化していた。

その数およそ10万人だった。


(なんでぇ!!!!?)


思わず机に足をぶつけてしまった悠であったが届いていたDMを見てさらにたまげた。

そこにはチェッキー@Srゲーミングというアカウント名と共に端的にまとめると復帰祝いとして配信してもいいから一緒にタッグ戦行かないか、という旨が書いてあった。


(チェッキーさんか.....よくマッチしてたな)


悠としてもぼっちbod人生の中で1番に近い程印象に残っている。

どれだけ策を練ってもすぐに対処されて結局負け越してしまった相手。

さらに最近知った日本1位という称号、もちろん断る理由も無かったので了承のDMを送り返しチャンネルの確認をしているとすぐに返信が来た。


『もし良かったら今日の午後から出来ませんか?』


正直悠に特に大きな用事はないが何分急な事だったので一瞬驚いてしまったが急いで準備をしつつ再度了承のDMを返す。

すぐに通話アプリのアカウント名が送られてきた。

午前中に打ち合わせをしたいとのことだったのでアプリを開きサーバーに入る。


「こんにちは」


既に入っていたチェッキーに挨拶をするとすぐに返事が帰ってきて、


『初めまして、こんにちはそして久しぶりだね正体不明(アンノウン)


そして悠はこの日何度目か分からない驚きの表情を作ることになった。

悠のイメージとかけはなれていたからだ。


『無理言ってごめんねでも()にとってライバルは君だけだったからね』


そう日本ランキング1位絶対王者チェッキーは女性プロゲーマーだったのだ。


「すもません男性だと思っていたので驚きが......」


思わず考えたことをそのまま言うとチェッキーは朗らかに笑いながら返す。


『いや謝る必要は無いさ私も君が16歳だと知った時にはたまげたからね』


その言葉から通話先のこの女性が自分に配信ベオ見てくれていたのだと察する。


「ありがとうございます、それで今日は午後からタッグ戦をするという話ですがどれくらいしますか?」


挨拶もほどほどに本題に移るとチェッキーも真面目な声で、


『正直私と君が組んだら日本に相手になるプレイヤーはいないよね?かと言って別サーバーに殴り込んでも最上位には当たらないからここはひとつ縛りプレイで行こう!』


確かに現在1位のプレイヤーと元2位が組むのだ。

しかもパールはまだランキング的にはまだ低いので上位ランカーとは当たらないだろう。


「何を縛るんですか?」


『それはもうとってもきつい縛りだよ』


そう答えたチェッキーの声は喜びに溢れていた。

諸事情により翼と美希のチャンネル登録者数を変更します<(_ _)>

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