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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕に友人ができる話
22/37

部活にて

投稿遅れてすみません


それから直ぐにホームルームの時間になったため翔と千奈は自分の席に戻って行った。

1つ問題が片付いたと思ったらもっと重いものが追加された悠だったがよく考えると連絡先交換したからといって連絡するような用事もないのでそこまで気にする必要は無いとの結論にたどり着き心の平和を守り抜いた悠だったがその平穏を破るように深谷先生の声が響く。


「神樹君!昼休み職員室の私のところに来てください」


思わず聞き返しそうになってしまった悠であったが、

深谷先生が顧問であった事を思い出した悠は大体の内容に当たりを付けて返事をする。

そのまま時は過ぎ午前中の授業が終わりみんな昼ごはんを食べ始める。

悠は呼び出しがあるため早食いして5分で食べ終わると職員室へ向かう。


「失礼します」


ノックして扉を開けると中では先生達が昼ごはんを食べたり小テストの丸つけをしていた。

キョロキョロしながら悠が進むと奥の席でご飯中の深谷先生を見つけ歩いて行くと、食べていたのはコンビニ弁当だった。


「......先生神樹です」


一瞬固まってしまったが声をかける。

すると深谷先生も固まるが、一瞬でコンビニ弁当を脇にずらして、


「来たか......呼び出して悪いな」


何事も無かったかのように平然と話し始めた。

思わず苦笑いを浮かべた悠だったが、先生をいじる訳にもいかないので大人しく要件を聞く。


「実はインハイの予選の締切が今日まででな?

本来1年は基本不参加なんだがお前は別だからな、

どうする?勿論どうしても出れない用事や理由があるのなら今回は不参加でもいいが......」


悠は深谷先生の話を聞きながら思案する。


(御門先輩は今年で部活は最後だからおそらく練習でもあまり話せないだろうけど大会に出れば話は別だな)

実は悠は結構御門のことを気にいっていたりする。


「出ますよ」


ほとんどノータイムで返事をした悠に意外そうな表情を浮かべた深谷先生だったが、笑みを浮かべて、


「それは良かったなんたって隼人と引き分ける1年を出さないなんて勿体なさすぎるからな、話は以上だ予選は2週間後だからお前は特別に上級生用のメニューに入ってくれ」


頷いた悠はそのまま職員室を出て教室へ向かうが、

深谷先生は脇にのけていたコンビニ弁当........3箱目を開けながらニヤニヤしていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「整列!!」


全員がビシッと整列して前を向く。


「礼!!」


「お願いします!!」


しっかりと腰を曲げて大きな声が纏まって響く。

そこにはまさに運動部というような光景が広がっていた。

1年生はどうせ走り込みからだからと来た人から走らされているが悠は別メニューなので挨拶に参加したのだった。


「今日も練習内容は御門に任せるが1つ連絡事項だ

1年の神樹を2週間後の予選に出すことにした

今日から練習に参加させるから困っていたら上級生として助けてやれ」


「はい!!」


そして練習が始まるが、流石は強豪校と言うべきか全体のレベルがとても高かった。

殆ど全員が中学なら県で名前が知られるであろうレベル、特に3年生は今の悠には倒せないだろう。


「カミ君よろしくね」


休憩時間になり悠が水分補給をしていると隼人が話しかけてきた。


「先輩達みんな強いですね」


思っていたことを言うと隼人はニヤリと笑って、


「じゃあ練習終わった後時間ある?」


突然の予定確認に困惑しつつも特に用事は無いので首を縦に降ると、


「じゃあ僕と勝負しないかい?」


後ろから聞こえてきた声に悠が振り返ると爽やかな笑みを浮かべた御門先輩の姿があった。

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