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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕に友人ができる話
20/37

生配信とちょっとした騒動

「跳弾が使えないのは痛いですがまあ負けるつもりはありませんよ」


スタートの文字と共に悠のアバターは走り出す。

すると障害物がないためすぐに敵を視認できた。


名無し:相手はアサルトライフル装備のミドルアタッカーだね


名無し:これはちょっと無理っぽくね?


名無し:化け物跳弾が使えないと射程の差が厳しいよね


「皆さん安心してください.......全て撃ち落とします」


そう言った悠は拳銃の弾種を通常の拳銃弾に変更するとまっすぐ相手に突っ込んでいく。

勿論相手もそのままぼーっと眺めている訳もなく銃を構える。

ゴールドランク手前ということで相手の装備もしっかりとしていてもし防具を付けていない悠のアバターが弾を受ければ

たとえ末端部でも2割は食らうだろう、もし体に受ければ3発程度で死んでしまうだろう。


名無し:なんか今FPSで聞かない言葉が聞こえたんだけど勘違いだよね?


名無し:撃ち落とす?


名無し:いや無理でしょ


名無し:AI相手ならともかく.......


そんな反応は全く気にせず悠は画面に集中し相手の武器の狙う先を見極める。

そして相手が撃ってきた瞬間しゃがみジャンプしつつ被弾する可能性のある弾丸を両手の拳銃で撃ち落としつつアクロバットスキルの支援補正を最大限に利用しつつ空中で身をひねり相手から見える面を減らす。

全ての弾丸を避け弾くと、そのまま慌ててリロードする相手に向かってダッシュをする、リロード完了して再び銃口をこちらに向け発砲した相手だがそこにもう悠はいなかった。

アクロバットスキルと唯一の障害物である車を使って相手の銃弾から逃れた悠は遂に拳銃の射程に相手を収めたためまっすぐ相手の頭を狙って右手の拳銃を発砲した。

相手はリロードしつつ体を傾け避けたがそこには左手の拳銃から放たれた銃弾があった。


「......ふぅ、勝てましたね」


名無し:.........流石ですね


名無し:うんもうこの人がすることで驚かないわ


名無し:ヤバすぎて一周まわって落ち着いた


名無し:とにかくゴールドランク達成おめでとうございます


「なんか酷い言われようですけど、そうですねこれでようやくゴールドランクです」


名無し:ようやく(たったの5時間)


名無し:57連勝無敗ですからねw


「それでは今日の配信はこれで終わりたいと思います。オンライン大会まで後12日なのでそれまでにはプラチナランクにはなります。

それではばいなら!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


由奈side


(カッコよかった〜)


由奈は自室のパソコンの前で興奮していた。

パールがアンノウンであるということを知った日に速攻でサブ垢を使ってチャンネル登録をしたので今日の配信も予定時間10分前から待機していたのだった。


(それにしても悠さんは無防備だなー大会前に構成晒しちゃうなんて.....)


もはや構成がバレバレな由奈も人の事言えないのだが、悠が自分の構成とスタイルを晒し始めた時は驚きで固まってしまったが、長年予測を重ねてきたアンノウンの構成を知れた嬉しさですぐに再起動した。


「とりあえず美希さんに報告しないとな....」


チームのメンバー全員がアンノウンの構成は隠し通すものとして考えていたので、おそらくこれから悠はチャットで呼び出しを食らうだろう。


(そうすればまた今日も喋れる....)


顔をにやけさせながら由奈はbodの画面を開きそのままランク戦へと移動する。

そこには当たり前のようにプラチナランクのマークとレート23000超えの数字が並んでいた。


(チームで1番弱いのは私だからもっと頑張らないと!)


かくして大会に向けて由奈は更にpsに磨きをかけるのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


翼side


鼻歌交じりにbodをプレイする翼の部屋の扉がいきなり開き美希が飛び込んできた。


「やばいよーさっき由奈ちゃんから連絡来たんだけどね.......

悠君が自分の構成動画で晒しちゃったって!!」


それを聞いた翼は思わずプレイ中の画面を切断していた。

そのまま美希の方を壊れたおもちゃのような動きで向くと、


「え?マジで?」


美希はこくりと頷き自分のスマホを差し出す。

そこにはパールの配信のアーカイブが開かれており、

翼も初めて見るアンノウンの構成が説明されていた。

翼は力のない笑みを浮かべながらパソコンに向き直りチャットアプリを開き、悠へメッセージを送った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


悠side


「あれ?なんか来てる?」


配信を無事終えルンルン気分で晩御飯を食べ終えてbodを開こうとしていた悠の目に通知がきているスマホが映った。

訝しみつつ開くとそこには翼からのメッセージが1文簡潔に出ていた。


『イマカラオハナシデキル?』


寒気を感じた悠だったがそのまま翼へ電話をかける。

するとワンコールで翼が出た。


「もしもし悠です」


『悠よ........なんで構成晒しちゃったのーー?』


翼は酔っ払っているのか声がふらついていた。


「何故ってどうせ配信したらバレるかなって思ったから....」


実際悠の言う通り配信でランク戦なんかしていれば嫌でも構成はわかる。

しかしそれでもオンライン大会までなら隠せてかもしれなかったのだ。


『まあ俺らが勝手に怒っても無意味だけど....大丈夫なの?それでオンライン大会勝てる?』


その質問に対して悠は珍しく自信たっぷりで答える。


「俺のスタイルの対応できる人にはもう俺の構成はバレてるんで関係ないです。」




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