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高校デビュー失敗したので有名配信者目指して頑張ります  作者: Kiki
コミュ障な僕がボッチになった話
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この世界は残酷だ.....

ついに来たぜ俺の天下が!!

今日4月8日は天王寺高校の入学式だ

彼、神樹悠は高校の門を前にして一人でテンションを上げていた。

彼について話しておこう

神樹悠男性勉学面では中学では常に一桁スポーツもテニス部で全国大会まで行き容姿も上の下と悪くないしかしながら

彼のLINEの友達の数を見ると驚異の一桁勉学スポーツ外見と全てがハイスペックなのに彼がボッチである理由

それを知るにはまずこの場面を見ていただこう。


ー中学校自己紹介ー


「神樹悠です.....趣味は読書とゲームよろしくお願いします」


これで友達などできるはずもない

しかも悠は小学校卒業とともに引っ越してきたため周りはすでにグループが出来上がっていた。

その中に入ってきたインキャが一名

しかも悠は前髪が目がしっかり見えないくらい伸ばしていたので気味悪がられた


ー中学一年の中間テストー


(まあまあいいかんじだったな)


中学に入って最初のテスト悠はだいぶ気合を入れて頑張った。

その結果悠は全教科90点代で学年一位の座についた。


(これで友達増えるかな)


そんな甘いことを考えていた悠...

しかし現実はそこまで甘くなかった。

そもそも友達がいなくてボッチな時点で成績について話す人などいない。

よって彼の順位を周囲の人間が知ることはなかった。


ー中学三年テニス全校区大会ー


全国中学生硬式テニス大会

ベスト8神樹悠


(今までずっと友達がいなかったけどこれでできるはずなんなら彼女もデュフフ...)


悠の学校には硬式のテニス部はない

県でも有名なクラブチームの代表として

出場した悠のことなど学校の人間が知るはずもない。

そして全員ガチでテニスをしていたのでチームで友達を作れなかった悠.....

哀れである。


お分かり頂けただろうか悠は十分イケメンと言っていい容姿を持ちながら髪を切ることを拒み、秀才で運動神経がよくともそれを知る人はおらず自分に友達などできないと諦めたのが中三の秋

メンタル復活したのも中三の秋かれは思ったもう一度周り全員知らない人しかいない学校に行って自己紹介で陽キャになれれば俺にも未来はあると


ーそして現在ー

彼はボッチである!!


高校で見事な隠キャ自己紹介をかました俺は見事孤立しましたとさめでたしめでたしってめでたくねえ!!


「悠ー早く準備しないと学校間に合わないわよー」


お母さんの呼ぶ声に布団に潜っていた俺は気力を振り絞りなんとか抜け出す。

高校入学から今日で丁度一週間

俺の高校ライフは順調に中学と同じ道へと進んでいた


「神樹君今日の日直はあなたですよろしくお願いしますね」


彼女は担任の深谷先生世界史の先生でメガネをかけた美人だ(現在彼氏募集中)


「分かりました」


本来日直は二人でやるのだがこのクラスの人数は37人

そう一人余るのだ

栄誉ある一人席の俺は一番後ろの窓際で隣の席は空席というコミュ障隠キャ専用の席である。


「部活どこ入るか決めたー?」


「隣のクラスの〇〇さんまじ可愛いよなー」


「課題見せてー」


などなど周りが青春してる中おれは一人イヤホンをつけて音楽を聴きながら机に突っ伏して寝たフリ

これでホームルームまで耐え切るのが新しいおれの日課だ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「それでは今日の連絡は以上です」


深谷先生がそういうとクラスが一気に騒がしくなるもちろんおれは速攻荷物をまとめてドアに直行だ。


帰りの電車に乗りながらスマホをいじるとネットニュースで動画配信者の特集をやっていた


これだ!!


その日悠はマイクや高性能のPCなどを買ってお小遣いを全て使い果たした。

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