学校作ってみる?
前回のあらすじ 今日から俺は・・・ゲド
「俺はここにかくまってもらう見返りとして、学校を作り、この村の生活向上に役立つよう努力するよ」
「ふむ、なかなか興味深い。しかしお前が作るとなると別の心配がある」
「なんだ?」
「教師の立場を利用して生徒にいやらしいことをするんじゃないかとか、生徒の母親に迫るとか、授業だといっていやらしい恰好をさせるとか、授業の間にいやらしい言葉を投げかけて反応を楽しむとか、授業の間に・・・」「ちょっと待った、そんなにイヤラシイを連発するな!」
「お前とはかなり短い付き合いだが、長老の心配通りにならないか不安だぞ。学校をいやらしいことをするのに利用する気なんじゃないか?」
「えらい言われようだな。実はこう見えても俺は高い教養がある!それに別に女子校を作りたいのではなく男の子も入れてほしい。なんなら年齢制限しないから大人も混ざってかまわない。純粋に向上心を満たしてあげたいだけなんだ」
「本当か?もしかして男色も・・・、いやそこまで疑いだしたらキリがないかの。まぁ学校とはいえ強制して通わせるのでなければ問題ないじゃろ。自発的に通いたいものを集めるだけでいいのだろう?」
「あぁ、それで構わない。授業のジャンルはおいおい考えるよ。なるべく広い範囲、生活に役立つ分野にしたいと思う」
「それならば興味を持つものは多いと思うの。なにせこの村は食べ物が豊富じゃからな。漁に掛ける時間が少なく、暇を持て余しているものが多い。やり方次第ではかなりの人数が集まるかもしれんの」
「では話は決まりだな。お前の住む場所は俺の洞窟にまだあいている部屋があるから俺が案内するよ。そこを貸してやろう。食事はあの貝でいいよな?浜辺で自給自足しろ。念を押しておくがくれぐれも風紀はみだすなよ?」
「分かってるって、ありがとう。では来週あたりから授業を始めようかな。内容が固まったら知らせるから授業の場所とみんなへの告知を協力してくれよな」




