七話 我、レベルアップする
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by( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ
はぁ…
溜息を一つつく。
奇妙なジェスチャー事件から三時間が経とうとしていた。
フェンリルになってから早一日…もう疲れました。主に人間関係が、
いや、知ってたけどね?怖がられる事ぐらい。こんなデカい狼もどきが突然目の前に来たらそりゃビビりますわ。
でもね?俺だって頑張ったんです。どこらへんが駄目だったのかを誰でもいいから教えて下さい。
俺はあれが最善だと思ったんです…
はぁ…
いっその事人間に恐怖される伝説の魔獣にでもなってやろうか…
いや、やめとこ。
異世界転生で魔物に転生した人のお決まりって絶対(人化)だもの。
俺も出来るようになるはずだ!顔もきっとイケメンだ!!女の子達がキャーキャー言って追い回してくるハーレムがきっと来る。
まぁ、現実は俺が追いかけまわしてキャーキャー言わしてるだけなんだが…
とりあえず、
ウジウジするの終了です!!
良い行いをしてたら神様見てくれてるもん。
ママとパパが昔言ってたもん。
そういえば、レベルってどうなってんだろ?
えーと、ステータス…ステータス…
はっ!!…
あれ?開かね?
開いたわ。時間差だった。
《種族名》 フェンリル
《名前》 無し
《称号》 恐怖の権化
《レベル》 3
《HP》 1243
《MP》 903
《攻撃力》 923
《防御力》 642
《素早さ》 872
《賢さ》 482
特技 《クライ(叫び)》
魔法 無し
………うっわぁ…
めっさ強くなってる。
でもね、称号が追加されて、しかも恐怖の権化って何?賢さが200以上アップて何?
ステータスが露骨に俺を精神的に殺しにきてる。
そして、俺は特技の欄が一つ埋まってる事に気付く…