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狼?いえ、フェンリルです  作者: 嫌奈 舐め子
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四話 我、初めて魔物を倒す

………天丼!!


by( ˊ̱˂˃ˋ̱ )なめこ

そろそろ夜が来る…


あの後他の魔物を探し回ったが、決局他の魔物を見つける事は出来なかった。


はぁ、もうちょっと心を非情にしてでも倒すべきだったかな…


いや!俺の判断は間違っていなかった!!


…そう思いたい。


っていうかなー…いないかなー?こう、爬虫類みたいな魔物…それだったら躊躇なく倒せるのに。


まぁ、この際どんな魔物でもいいから出てきてくれないかな〜


そんな事を考えながら走っていたらお望み通りというか…魔物に遭遇する事は出来た。


《ゴブリン》だ…


はい、ゴブリン三名入りまーーす!!!


もう嫌だ…


どうせあれだろ?襲おうとしたらあいつらも家庭を持っているパターンだろ?…俺だってさすがに学習したよ。


そうしてゴブリンをしばらくの間遠くから見つめていたら、ある事に気付く…


おい!あいつら《人間》攫ってきてんじゃねぇか!?


そう、彼らの後ろに続いて歩いているのは手枷を嵌められ、首輪を付けられ、虚ろな目をして歩いている人間がいるのである。


見たところ…三…四…うん、四人だな。しかも、全員女性だな…


女性だな…


ゴブリンの分際で?


この後奴らをが彼女らをどうするのか想像するだけで腹が立ってきた。


よし、あいつらだったら殺せる。


ってか死ぬべきだ。


そして俺は自分でも驚くスピードでいつの間にかゴブリンの前に立っていたのである。




ゴブリンが威嚇してくる。雄叫びのような声を上げ三人が連携を組みながら突っ込んでくる。


俺は思うがままに一体のゴブリンに体当たりをする。


『うげぇっ!!』


カエルの潰したような声を出し、体当たりされたゴブリンは一撃で絶命した。


俺は、その後もその要領で残りの二体も倒した…


女性のためにゴブリンを倒す…


これがこんな狼みたいな姿じゃなかったらどんだけ良かっただろうか…


俺はその思いを払拭する意味も込めて天高らかに勝利の雄叫びをした……


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