カード
「クレジットカード」当時の私はそのカードの重さを知らなかった。
<まぁ便利な現金替わり>としてくらいしか・・・
それがいけなかった
あっという間に1枚満額使い切り
また1枚また1枚とカードが増えていく
気が付きゃ6枚満額使い切りと化していた
勿論、貯金は全て支払いに・・・
そこで目を覚ませば良いものを、綺麗に借金がなくなった途端、またカード使いが始まった。
俗にいう「買い物依存症」になっていたのである
そんな中、またしても不運が襲いかかる
通院していた病院が下宿先から遠かったので、近場で病院を探そうと決め行った所が
いわゆる「ブラッククリニック」だったのさ
山のように薬を出され
日中も記憶があやふや
ついには禁断のリストカットまでやらかす始末
血まみれの私を見て母は一言
「血で汚れるから病院行ったら?」
だけだった(失笑)
未だに、なぜ切ったりしていたのかわからない
後悔だけがある
私に残されたのは、どうしようもない額の借金と、消えない傷と朦朧とした頭だけだった
借金は母に頭を下げなんとかしてもらい
病院への通院をきっぱり止めた
そしたら、あら不思議軽い身体にハッキリした脳
仕事も順調!
その順調がいけなかった、働きに精が出る=お金が入る
なのである。
そこで顔を出してきたのが「買い物依存症」
またもやカード生活である
その頃、あまりにも仕事が忙しく、ノルマもあったため食事をあまり摂らなかった私はガリガリで、摂食障害も起こしていた
ノルマの会社も「ブラック」で・・・
辞めたはいいが収入がない
支払いが払えない
また母頼み。今度ばかりはカードにハサミを入れられた
オワター
精神の方も一人で真っすぐ歩けないレベルになってしまい
新しく病院探し
幸いいい病院で今もお世話になっている
そして肩慣らしに始めたバイトでまた私の酒道が始まるのだった