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君がくれた日々よ  作者: 小森友希
告白
6/12

この想い、分かりますか?

俺、君に恋をしました。もっと、君の事が知りたいです。この気持ち受け取ってくれますか?




・・・・・キンチョーする!身体がうまく動いてくれない。


しょうがない。だってこれが恋なんだから。


 「うぅ・・・一歩踏み出すんだ俺!しっかりしろ!」


教室の隅で小声で自分を励ました。


今は放課後、生徒がだんだん教室からいなくなってきた頃だ。


いくぞ、俺はやってやる!男を見せるぜ!


 



向野さんは予想通りまだ教室にいる。向野さんは放課後は本を読んでるのだ。


 「・・・あ、あの」


やった、声をかけれた。


 「え?・・・北島君?」


俺が声をかけたことに驚いたようだ。一度も話したことがない奴が声かけてきたんだ、驚くのは当然だ。


 「話があるんだ。時間いいかな?」


 「話?・・・うん、大丈夫だよ」


・・・心臓が




俺たちは教室を出て人通りの少ない端の廊下に来た。


 「ねぇ、北島君、部活はいいの?」


意外と最初に口を割ったのは向野さんだった。


 「あ、あぁ。・・・ところで、話なんだけんだけど・・・」


北島将平!いざ、参る!


 「大切な話なんだ。俺は本気だから」


 「・・・?」


 「あの、俺・・こ、向野さん・・・」


頑張れ!俺ェェ!!


 「俺と付き合ってください!!」


 「・・・え?な、何言って・・・」


 「俺、向野さんのこと春からずっと気になってた。もっと、向野さんのことが知りたい。」


向野さんは少し困った顔。今の俺は、どんな顔をしてるんだろう?きっと、酷い顔なんだろうな。


向野さんの答えがどうであろうと、当たって砕けろだ。もう、覚悟は決めている。


 「・・・なんで?何で私なの?」


あぁ・・・そうだよね、俺なんか・・・


 「なんで、私なんかでいいの?・・・北島君は・・」


うそおぉ?!


落ち着け俺。


 「俺は向野さんのことがその・・・す、好きなんだ」 


俺のこの想い、分かりますか?






沈黙。どれほどの時間が経ったのだろう?俺は恥ずかしくて、ずっと下を向いていた。


おそらく、向野さんも同じだろう。





すると、バタバタと足音が近づいてくる音がする。


 「お~い!何してんだよ!?部活サボってんじゃねーよ!」


その足音の主は准だった。何か、機嫌が悪い。


 「・・・?向野さんじゃん?!将平どうした?」


 「///何もねぇよ」


やべぇ、正面向けねぇよ・・・


 「お、俺今日はパスな・・・じゃあ」


足早にその場を離れた。いられなかった。


まぁ、告白できたんだ。答えは良く分かんなかったけど、そのうち分かると思う。


顔が焼けるほど熱い。心臓は未だ破裂寸前。


向野さんは俺のこの想い受け取ってくれたのだろうか?

皆様!お久し振りです^^


ようやく、将平君がコクりましたぁ!!イエーイ!


ここから甘いストーリーを展開したいと思います!


これからも妄想にお付き合いくださいませ!!!

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