お前なんて大嫌いだ。
「おーい!将平!!」
2人で歩いていると、いつもの元気な声が後ろから聞こえてきた。
「誰といるかと思ったら、向野さんじゃん!?おはよう!」
ずっと、後ろから走って追いかけて来たのだろう。准が苦しそうな息を漏らす。
向野さんは「おはよう」と准に微笑みかけた。
准!てめぇー!・・・向野さんは俺のものだぁ!
なんて、親友に嫉妬した。
「なんなの?将平、やっぱ、向野さんと仲良いじゃん」
このこのーと俺の脇腹をつつく。
こいつらしい反応だな、と俺は鼻で笑った。
こうして、三人で人気の少ない校舎に入った。
教室に鞄を置くと俺たちは朝練に、向野さんは職員室に向かった。
廊下には誰一人いない。各教室には何人かはいるが。
足音が異常に響いた。
その沈黙に耐えれず、准が口を開いた。
「そうだ、夏祭りは何時に集合にする?現地集合だぜ」
ああぁ・・・その話・・・。
「わりぃ、俺、家の用事で行けねぇんだわ」
「え!?何で!?約束したじゃん!」
とっさに、嘘を付いてしまった。
しまった!本当の事を言えばよかった。
「家の用事だから仕方ねぇじゃん」
どんだけ楽しみだったんだよw小学生かお前!
准がグズり始めたよ!こうなったら、聞き流すしかない。←最低w