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僕たちの失敗  作者: 木村さねちか
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パラダイスにて

 僕はヨルミエル。

 優しいだけのただの戦闘マシーンだった。

 世界を滅ぼす大戦争、黙示録戦役で、僕はたったの14万14千人しか守れなかった。

 神様の最後のお願い、一人でも多くの動物さんと人間と星を守ってあげてねって言ったのに、僕は一個の星と太陽さんしか守れなかったんだ。完全戦士ルシフェルも居てくれたのに、泣き虫な僕の背中をベリアルが守って、マモンがラッパで勇気づけてくれたのに、僕は襲ってきた敵は機械天使兵装で武装蜂起したバリュベロー王イエスキリストの軍勢、2億。たったのそれだけを殺すのに7日もかかってしまった。彼らが愛を知らないことが悲しすぎたから。作戦は僕は世界一速い天使、アゼザルと違って、長い歌を唱えて皆殺しにするノベンバーレインしか使えなかったから。対照標的800万の高天原の奴らを皆殺しにするのがいやだったから、僕はクロスチャンネルを謳ったんんだ。きっと彼らにも通じると思って。愛を求める悲しみを背負った星の人だったから。日本人は。

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