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ランダムワーク+10分間のエース  作者: 橘西名
ランダムワーク
7/81

07:キックオフ間近

「07:キックオフ間近」



 サッカーを知らない人でもわかるように自陣のゴールから見て、遠くの方にいる人から順に。

 FW:結城。

 MF:神谷、瞬、金武宇、空。

 DF:生、彼方、みはて、斗貴。

 GK:宗次。

 合計十人。この布陣でチーム結城はスポーツの祭典、一日目を迎えた。



 やっぱりというか、予想通りサッカー部を中心にした一年生チームと三年生チーム、一・二年混成チームに俺たちのチームともう一チームの合計五チームで総当たりのリーグ戦をすることになった。

 ルールとしては十五分間の前後半なしを各チーム四回行うことになる。順番はジャンケンで最初に決まるそうだ。チームリーダーの結城がそれにはさっき行ったばかりだ。

 勝てる試合は勝って勝てない試合は最少失点で負けてもいい。ルール上勝ち点が勝てば3、負ければ0、引き分けで1となり、勝ち点が同じ場合は失点の少ないチームが優勝となる。だから失点はできるだけ少なくするようにこのチームは基本的に結城以外は守りを優先するようにしている。そのためのワントップ結城だ。

 そんじょそこらの高校生相手なら男女関係なく抜き去ることのできる、この学校の地上を支配するエースストライカーなのだからそこは任せるつもりだ。すくなくとも三年生チームだけには勝とう。

 そうみんなで約束した。

 試合前のウォーミングアップで、小学生のころ小さなサッカークラブに入っていた経験者の目から見てぶっつけ本番のチームメイトの特性をみていくと。

 神谷、平田1、2の三名は運動部だから体力があって瞬発力も高そうだ。おそらく主力になる。本職がキャッチャーの平田兄の方にはゴールキーパーを任せた。

 名家の出身の吹目と金武宇は不思議なキャラだが、何かやってくれることに期待。

 ナルと彼方、みはてのトリオはナルが中心になってまとめてくれるからチームワークはありそうだ。何より玉梓兄の方の彼方と言う奴は攻撃性にかけてはかなりの力を秘めているあれならディフェンスラインから蹴ってもボールを最前線の結城までつなげそうだ。

 個性がバラバラな十人でどうにかやっていこう。


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