もやしと花子
もやしは好きですか?私は嫌いです。
花子は今日も、一人で夕飯を食べていた。
「うわ、この弁当もやし入ってんじゃん。最悪。」
と言ってごみ箱にもやしを捨てると、
\ドッカァァァン/
と弁当が爆発した。
「・・・ここどこ」
花子は気が付くと弁当箱の中に入っていた。どうやら「もやしのドレッシング炒め」という商品のようだ。
「私、もやしになっちゃったの!?マジ卍!!」
花子は心の中で泣き叫んだ。もう二度と人間に戻れないんだと考えると、胸がきゅうと締め付けられた。
「でも、これであのブラック企業にも行かなくて済むし、まあええか。」
花子は開き直った。
そして、一緒に弁当に入っているもやし仲間と仲良くなり、二時間の間、仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
みなさんももやしを捨てないようにしましょう。