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異世界設定中~俺のヒロインはモザイク必須~  作者: 神太郎
第1章 ヒロイン設定中
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その16

ハンバーグ作りは無事終了。

僕は、台所でハンバーグの入ったフライパンに蓋をし、仁王立ちしていた。


えっ、散らばったミンチはどうなったかって?

詳しいことは分からない。

だって、ミンチ(食えない方)が、ツルの恩返しよろしく“私がいいというまでは、決して、決して、キッチンには入らないでくださいね”と言ってきたのでどうやって台所中に散らばったミンチを回収したのかはわからないのである。

いいと言われて元に戻った時には、ミンチをこねていたボールに元通り、いや少し多いぐらいのミンチが入っていた。ミンチ(食えない)ほうは、何故か少し小さくなっていた…。

世の中、知らない方が幸せなこともあるというので余計な詮索はしないことにしよう。


というわけで、今日のミッション(ハンバーグ作り)は達成した。


今日は朝から厄日だった。

わけわかんない生物に脳を乗っ取られるわ、ゾンビに追いかけられるわ、自分で決めた今月分の金を使い切ってしまうわで踏んだり蹴ったりだったな。


「疲れた……」

風呂に入ったのち、自室のベッドに横になって、そんな言葉を漏らした。

このまま眠ってしまいたいが、明日からの自分の身に起こるであろう得体の知れないイベントに寒気がしたのでなかなか眠れないだろう。

とりあえず、嫌な妄想に取り憑かれる前に布団を深く被り直し寝るふりをした。

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