↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

金魚の言葉

作者: 無泣
掲載日:2026/10/31

1996年10月18日、私の祖父が亡くなった。


昔からおじいちゃん子だった私は、しばらくの間、悲しみのあまり寝込んでいた。昨日まで当たり前のように話していた人が、もうこの世にはいない。その事実を、幼いながらも突きつけられたのだった。


私は斎藤真央。奈良県の田舎にある小学校に通っていた。


家の周りには豊かな自然が広がっており、いつも遊び相手になってくれるのは、近所に住む学校の友達と、一緒に暮らしている祖父だった。


家に帰れば祖父が待っている。そんな当たり前の日常が突然失われることを、幼い私には理解できなかった。


― 葬儀の日 ―


祖父の入った棺を前に、私は涙が止まらなかった。祖父の姿を見ることができるのも、今日が最後になる。これまでの思い出が次々と頭をよぎる。しかし、どれだけ願っても時間が戻ることはなく、やがて祖父は火葬場へと運ばれていった。


火葬が終わり、家族で祖父の遺品整理を始めた。


両親が遺品を整理している間、私は祖父が飼っていた金魚を眺めていた。その金魚は、10年前から我が家で飼い始めたもので、主に世話をしていたのは祖父だった。


この金魚は、祖父の最期を見届けていたのだろうか。祖父は最期に何を思い、何を口にしたのだろうか。


そんなことを考えていると、母に呼ばれた。


「真央、おじいちゃんが書いた手紙が出てきたよ。あなたもこっちにいらっしゃい」


祖父が残した手紙には、いったい何が書かれているのだろう。最後に何を伝えようとしていたのか、私は気になって仕方がなかった。母のもとへ駆け寄ると、母は手紙を広げて読み始めた。


「おじいちゃんの手紙、何が書いてあったの?」


「私もまだ読んでいないから、一緒に読もうね」


そこには、家族への感謝の言葉だけでなく、相続や権利に関することなど、幼い私には理解できない内容も多く書かれていた。


そして、手紙の最後には、こう記されていた。


「……金魚のことは真央に任せる。」


それは、私に宛てられた祖父からの言葉だった。


金魚に対して人一倍強い思いを持っていた祖父は、なぜその世話を私に託したのだろう。


祖父が亡くなってから4日が経った。


少しずつ日常は戻り、私は変わらず学校へ通い、友人と遊び、家に帰る生活を送っていた。ただ、一つだけ違うことがあった。家にはもう祖父がいないのだ。いつもの生活の中に、ぽっかりと穴が空いてしまったような感覚があった。


そんな中、私は祖父から託された金魚の世話に熱心に取り組んでいた。しかし、金魚はあまり元気がなく、水槽の中でもほとんど動かなくなっていた。


「金魚さん、どうしたら元気になるん?」


母に尋ねながら、金魚が元気になるようにできることを試してみた。それでも、一向に良くなる気配はなかった。


「この金魚も10年生きているから、もうそう長くはないのかもしれないね」


母はそう言った。


祖父から託された金魚に、少しでも長く生きていてほしい。そう願う一方で、何もしてあげられない自分の無力さを痛感していた。


その日の夜、私は布団の中で小さくうずくまっていた。


目の前の現実から逃れるように、ぎゅっと目を閉じる。そんな中、私は夢を見た。


そこには、あの金魚がいた。


「今までありがとう。」


夢の中で、金魚はただ一言、私にそう告げた。


目が覚めた私は、すぐに金魚の様子を見に行った。


金魚は、もう動かなくなっていた。


1996年10月30日、水曜日のことだった。


夢の中で聞いた金魚の声には、どこか懐かしさがあった。まるで、祖父の声を聞いているようだった。


私は、あの言葉こそが、祖父が最後に私へ伝えたかった言葉なのではないかと感じた。


――あれから数年が経った。


私は大学に進学し、学生生活を満喫していた。それでも、あの日の夢の中で聞いた言葉は、ずっと心の中に残り続けていた。


あの言葉は、祖父が最後に私へ伝えたかった思いを、金魚に託したものだったのだろうか。金魚は祖父のことを、どのように思っていたのだろうか。


いくら考えても、その答えが分かる日は来ないのかもしれない。


それでも私は、祖父が最後に残した言葉の意味を考えながら、これからも人生を歩んでいく。

これから練習も兼ねて短編の小説を書いていこうと思います。

AIに単語を3つ出力してもらってそれをキーワードに書いていきますので話として変になっていたらすみませんm(_ _)m

助言などをもらえると嬉しく思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。