No.59 久しぶりの帰国
俺達はは街道を進み、闘技場へ到着した
アイン
「わぁ〜!もう骨組み出来てるじゃん!!」
とても大きな闘技場はその骨格が完成していた
ドフ
「やっと骨組みが完成したのぉ、これからが大変じゃ、客席に来賓席、出店スペースに控え室、装飾品なんかもデザインせねばならん。」
アイン
「任せっきりで悪いね!」
ドフ
「いや、これがワシの仕事じゃからのぉ!」
アイン
「ネフスキーは何処で暮らすの?」
ネフスキー
「俺はこの闘技場内に部屋を作って貰う事になってます。闘技場の運営を任されておりますので、闘技場と共に暮らそうかと!」
アイン
「各トーナメント優勝者はネフスキーと対戦出来るって権利出しても面白いかもね!」
ネフスキー
「あははは。それは良い考えですな!俺も腕が鈍らずに良いかもしれません!」
アイン
「殺しちゃダメだよ!?」
ネフスキー
「闘技場が完成するまでの間、手加減の練習をする事にしましょう!スキピオも近くにおる事ですし!」
歴史的偉人達の稽古、なんとも贅沢な
アイン
「じゃあ俺はそろそろパンの所へ行って来るね!」
そう言うと、闘技場裏手にあるパンの住居へ向かった
アイン
「お〜い!パ〜ン!帰って来たよ〜!」
何度呼んでもパンは出て来ない
ケットシー
「パン様なら向こうだニャ」
ふわふわ浮遊しながらケットシーが近寄って来た
アイン
「あぁ!あんな所に!」
平原のど真ん中にパンは居た
俺はパンへ近づいて行く
アイン
「!!!!!?」
「「「なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁー!」」」
パン
「凄かろう?これをお前な見せたかったんじゃ!」
そう
そこには、色とりどりの、もふもふな毛を蓄えたアパルカさん達が居た
アイン
「!!?白色以外のアパルカさんがっ!黄色に黄緑、赤に紫っ!!なんて美しく、カラフルなんだっ!!!愛らし過ぎるっっっ!!」
パン
「そうじゃろぉ〜。私が丹精込めて育てると、アパルカ達はこうも美しく、個性を出し始めるものじゃ!えっへん!」
パンは胸を張り、自慢げだ
アイン
「凄いよパンっ!そうだ!やはりアパルカさん達を我がアイン王国の国獣にしよう!パン!グッズ販売をするんだ!!キーホルダーにぬいぐるみ!」
パン
「さすがアイン!分かっておるのぉ!私もちょうど同じ事を考えておった所じゃ!」
アイン
「こうしては居られないっ!すぐに王城へ帰って、ラムセスとカエサルに相談だっ!!」
そうして俺とパンはアイン城へ戻って行った
ラムセス
「分かっております。リンとゴブリに既に指示を出しております。」
アイン城へ戻り、俺の顔を見るなり、ラムセスが言った
アイン
「さすがラムセス!仕事が早い!!」
クレオパトラ
「アイン様、お久しゅうございます。先程、リンとゴブリに街へ材料の選定な向かわせ所ですわ。」
アイン
「クレオパトラもグッズ作りに関わってくれてるんだぁ!やっぱり女性的感性はグッズに必須だよなぁ!」
クレオパトラ
「ついでに私のアフアァ(コブラ)のぬいぐるみも作るつもりですわw」
アイン
「良いね!やっちゃえやっちゃえ!」
俺はノリノリだ!こういう娯楽要素も、国創りでは大切だと思う
国創りは偉人達に丸投げであるが
その夜、久しぶりにみんなとの夕食だった
アイン
「わぁ〜!超豪華じゃん!」
たくさんの食事がテーブルいっぱいに並んでいた
リン
「そりゃあ!アイン様が久しぶりに帰国なされたので!私とゴブリが腕を振るいましたわ!」
リンは自慢げに言った
ゴブリ
「今夜はアイン様に旅のお話をたくさん聞かせて貰わなくっちゃ!」
ゴブとゴブンも頷いている
パン
「これはワシのじゃっ!」
誰も取っていないのに、パンは欲張りに自分のお皿に次々料理を確保して行く
アイン
「やっぱり、賑やかな食事は最高だなぁ〜!」
リン
「アイン様、どれぐらい王国へ滞在されますか?」
アイン
「う〜ん。1週間ぐらいは王国に残ろうかなぁ!」
リン
「やったぁ!明日は休みなので、街へ買い物へ連れて行って下さい!」
アイン
「あぁ!もちろん良いよ!」
ゴブリも両手を上げ喜んでいた
翌朝
俺はリンとゴブリと2人で街をぶらぶらした
行く先々で国民から声をかけてもらい、幸せな気持ちになった
ゴブリ
「アイン様!今あのお店人気なんですよ!闘技場の街道にも2号店が決定したんですよ!」
ゴブリが俺の手を引き、スイーツ店へ引っ張って行った
アイン
「わぁ!美味しそう!おやつにしよう!」
テラス席へ案内され、俺達は平和な街を横目に、甘いスイーツを堪能していた
ゾウラ
「アイン様!おかえりなさい!」
国内警備パトロール中のゾウラが通り掛かった
ゾウラの横にはソーラも居た
アイン
「おう!ゾウラ!休日出勤かい?ご苦労さまだねぇ!」
ゾウラ
「いえいえ!交代警備ですので、今日はたまたま俺です!美味そうなスイーツですねぇ!」
アイン
「へっへっへっ!良いだろう〜!そうだ!店主さーーんっ!この焼き菓子30人前をゾウラに持ち帰えらせてあげてぇ!支払い請求はベリサリウスでお願いします!」
ゾウラ
「ちょっと!アイン様!俺がベリサリウス様に叱られてしまいますよ!!」
一気に挙動不審になるゾウラ
アイン
「ゾウラ君!俺の職業を言ってみたまえっ!」
ゾウラ
「……国王様です。」
アイン
「国王はたぶん何しても良いんだよ!部下想いの名将ベリサリウスがこの程度で怒る訳ないさっ!」
リンとゴブリは大笑いしてくれた
ゾウラ
「いつも気を使って貰って!ありがとうございます!」
ゾウラにつられて、ソーラも会釈した
うんうん。ソーラも、立派な魔狼族になるんだよっ!!




