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特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


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55/59

No.55 遊牧民と牛

ビビの町を出発し、1週間


諸葛亮

「かなり北地区に近づいて来ましたね。」

相変わらず地図を広げ、現在と目的地を明確に教えてくれる諸葛亮


アイン

「起伏の激しい山も増えてきたし、一気に寒くなって来たね!」


ジャンヌ

「朝晩は息も白いわ!」


関羽

「前世の故郷を思い出しますな!冬はとても冷えました!」


アイン

「俺の故郷はあまり雪の降らない地域だったなぁ〜。子供の頃に見る雪はとても楽しく、嬉しかったけど、大人になって雪の中仕事に行くのは嫌な気持ちになったなぁ〜」

こうやって、他愛も無い会話が出来る事すら幸せだと

毎日噛み締めながら暮らせている

俺は幸せ者だなぁ


更に3日、山は増え、雪もチラつくようになって来た


ジャンヌ

「アイン様!鹿みたいなモンストーが居ますよ!」


アイン

「おぉ!立派なツノだねぇ〜!緑色に輝いてるし!」

グランツオリオンに来て、現世では見れなかった

たくさんのモンスターに出会える


関羽

「あやつらは警戒心が強いですな!すぐ逃げてしまう。」


諸葛亮

「この世は弱肉強食ゆえ、本能で強者が分かるのでしょう。ああ言った草食系モンスターは余計でも警戒心が強い。」


アイン

「モンスターと言っても様々だねぇ〜」


ジャンヌ

「あの鹿、食べてみたいのに!諸葛亮の風の刃で捕獲出来ないの?」


諸葛亮

「出来ると思いますが、雪崩の心配も。」


ジャンヌ

「そっかぁ〜…諦めよう!」


アイン

「リン達が居たらなぁ〜、弓矢でひょひょいって狩ってくれるんだろなぁ〜」

うん?いい事思いついたぞ


俺は右手を前に出した


アイン

「弓兵さん!召喚っ!」

右手は光り輝き


バインっ!

と言う音と共に、弓兵さんが現れた


アイン

「弓兵さん、あの鹿狩ってよ!」


弓兵さんは頷き、4本の手で弓を構えた


「ばしゅんっっっ!!」


2本の弓から放たれ矢は見る見る数が増える

見事に6体の鹿を射抜いた


アイン

「弓兵さん!ありがとう!」

そう言うと、弓兵さんはモヤモヤと消えて行った


ジャンヌ

「ナイス弓兵!しかし、兵隊達って一切喋らないわよね!」


アイン

「そうなんだよ!初めから全然喋ってくれないwでも、初めて召喚したのが兵隊さん達で、傍に居てくれるだけで心強かったなぁ〜!今やLv5になって腕まで増えちゃったし!」


諸葛亮

「アイン様をお護りする為、人知を超えて進化する果たす兵隊。なんとも心強い。」


関羽

「そうじゃの!ワシらも見習わなくては!さぁ!鹿を捌きますぞ!」


俺達は鹿の解体を始めた


アイン

「ふう!流石にこれだけの鹿を捌くのは重労働だね!!このツノとか、高く売れそう!お肉もアイテムボックスに入れて置けば、腐敗しないし!いつでも新鮮なお肉が食べられる!」


ジャンヌ

「便利だよねぇ!!この世界って本当に便利で楽しいわ!」

鹿の解体が終わり、旅路を進む


アイン

「諸葛亮!見て!あんな所に小さな村があるよ!」


諸葛亮

「ふむ。地図には載っておりませんねぇ。」


アイン

「ちょうどいいや!寄ってみようよ!」

俺達は村へ近づいて行った


アイン

「すみませ〜ん!この村はなんと言う村ですか?」

入口近くに居た村人へ話しかけた


村人

「あぁ、俺達は遊牧民だから村の名前なんてないよ。牛を連れ、草を食べさせる為に色々な所へ渡り、この簡易住居

建てながらその日暮らしさ。みんな親戚ばかりだよ。」


諸葛亮

「なるほど。どうりで地図に載って居ない訳だ。」


村人

「基本的に物々交換をしながら生活している。と、言っても、我々が提供出来るのは牛乳ぐらいだけどなぁ。」


アイン

「えっ!牛乳持ってるの?」


村人

「そりゃあ、ワシらは牛を育てる遊牧民じゃからのぉ。」


アイン

「ええー!牛乳欲しい!何と交換してくれるの?俺達が出せるのは、お金か、さっき仕留めた鹿肉と、鉄鉱石ぐらいしか持ってないけど!」


村人

「ほう!そのどれとでも交換出来るぞ?」


アイン

「じゃあ、交換して貰おうかな!」

俺は鹿肉と鉄鉱石、現金を出した


村人

「ふむふむ。この鹿肉と鉄鉱石で、牛乳20リットルと交換でどうじゃろう?」


アイン

「全然いいよ!こんな山の中で牛乳が買えるなんて、凄く有難いし!!」


村人

「現金でも売れるが、どうする?」


アイン

「そうだなぁ、牛乳なんて、滅多に手に入らないから、もう少し買わさせて貰おうかな!」


村人

「それでは、もう10リットルを25ゴゴでどうじゃろう?」


アイン

「相場は分かんないけど、それでいいよ!ありがとう!」


村人

「こちらも助かったよ!これはオマケじゃ!」

そういうと、牛の干し肉わ少し分けてくれた


アイン

「ありがとう!おじさん達も旅を気をつけてね〜」

そう言うと俺達は遊牧民の村を後にした


ジャンヌ

「牛さん、可愛かったねぇ〜!」


アイン

「この世界でも牛さん居るんだねぇ〜!王国へ帰ったら、牛さんをどこかの王国から仕入れて、放牧しよう!」


関羽

「そうですな!アイン王国では、ヤギの乳が主流ですからの!」


アイン

「そうなんだよねぇ〜、うちの島には、牛さん居なかったからねぇ。ヤギは多かったから、そのまま家畜にして、繁殖力も凄かったから、ヤギのミルクは多く王国で流通出来たからね!牛さん飼うなら、ケットシーさんに許可取らなくちゃ行けないのかな?」


諸葛亮

「その必要はないかと思われます。ケットシーは妖精、如何なる生き物も大切にすると思います。」


アイン

「そっかそっか!良かったァ!」

島の外へ出て、たくさんの学びがある


アイン

「今日はこの辺で夜を過ごそう!さっき村人さんから牛乳たくさん分けて貰ったから、今日はシチューにしよう!!パンもまだまだアイテムボックスに入ってるし!」


ジャンヌ

「良いわねぇ!!!賛成っ!こんなに寒い日には、パンとクリームシチューで決まりよ!」

ジャンヌが鼻歌混じりに喜んだ


鹿肉をふんだんに使用したシチューを大量に作り、楽しい夕食はあっという間に終了した


明日も北地区目指して旅を進めよう


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