No.53 冒険者登録
昨晩はマーシンの別邸へ泊めて貰い、今日は、マーシンの案内でガンガラの町の散策予定だ
マーシンと合流し、散策が始まる
マーシン
「アイン殿は、ゴッゴ皇国を1周なさるおつもりですか?」
アイン
「そうだよ〜、首都には外交や会談で何度も行ってるから、行く予定は無いんだけど、北東大陸をグルっと1周しようかなぁ〜って考えてるよ!」
俺は露店で買ったパンを頬張りながら歩いた
マーシン
「諸葛亮殿がスパヤーの核を回収しておられたが、路銀はご自分で?」
アイン
「うん、そうそう!旅に出る時に、ナポレオンが沢山お金くれたんだけど、自分で路銀稼ぎながら旅するのも冒険者らしくて楽しいなぁ〜って思って!」
マーシン
「ほう。それは素晴らしい。冒険者者登録はアイン王国でなされたのですか?」
アイン
「ん?冒険者登録ってなに?そんな機関、アイン王国にあるの?」
俺は横目で諸葛亮を見た
諸葛亮
「アイン王国には、冒険者登録の出来るギルドは配置しておりませんね。国民はみな、食料生産などに多く従事しております。治安維持はゾウラ達で事足りておりますゆえ、冒険者や傭兵と言った部類の者はアイン王国には必要ないかと。」
アイン
「へぇ〜。そうなんだ!知らなかったよ!」
マーシン
「まぁ。確かに、アイン王国にはそのような職業は不必要かもしれませんね。偉人様達一人一人が大国レベルですものね。」
アイン
「俺でも冒険者登録って出来るのかな??」
マーシン
「もちろんですよ!アイン殿が望まれるなら!どんな小さな村にも、ギルド職員は最低1人滞在しておりますし、冒険者登録証はグランツオリオン全土共通ですので!」
アイン
「へぇ〜、登録してみようかなぁ〜」
俺はパンを食べ終わり、興味が湧いてきた
マーシン
「アイン殿が望まれるなら、我が領土ガンガラのギルドへお連れ致しますよ?」
アイン
「それは有難いねっ!!」
こうして、俺達はマーシンに連れられ、生まれて初めて、ギルドと言う所へ向かった
マーシン
「おいっ!ギルドマスターを出せっ!」
マーシンはギルドへ入るなり、受付へギルドマスターを呼び付けた
受付
「っ!!マーシン様っ!!はいっ!ただいま!すぐにっ!!!」
マーシンはゴッゴ皇国4大将軍だけあって、その存在は偉大なようだ
すぐに2階からギルドマスターが駆け下りて来た
屈強な身体つきの大柄のギルドマスターだ
ギルマス
「マーシン様!先刻のスパヤー討伐、誠にありがとうございます!2階の執務室へどうぞ!」
ギルドマスターは丁寧にマーシンを執務室へ案内した
立派なソファ席へ案内され、俺はソファに腰を掛けた
ギルマス
「本日はどのようなご要件で?」
受付の女性がお茶わ出してくれた
マーシン
「この方々に冒険者登録証発行せよ。ランクはSだ。」
ギルマス
「Sっ!!?それはマーシン様が保証人になると言う事ですか?」
マーシン
「問題があるか?」
マーシンは腕を組み、ギルマスへ目を向けた
ギルマス
「初冒険者登録でSとは…マーシン様が保証人になられるなら可能ではございますが…皇帝の耳に入れば何と言われるか…」
ギルマスが目を伏せる
マーシン
「ソドグ皇帝がここに居られても、私と同じ判断をなされるだろう。この方はアイン王国国王、アイン殿にあらせられる。」
ギルマス
「……っ!なんとっ!!!」
ギルマスは驚き、頭を深々と下げた
ギルマス
「アイン王国国王のアイン様とは知らず…無礼を働き申し訳ございませんっ!!」
アイン
「いやいや!全然大丈夫だよ!!それより、Sランクって何?どうゆう事?」
ギルマス
「はい…Sランクの冒険者登録が行えるのは、最低ウルティマスキル保有者以上となっております。その中でも、一定のギルド依頼の達成条件が厳しく設けさせて頂いております。例えば、ネームドモンスターの単独討伐などです。」
マーシン
「アイン殿は全てを超越されて居られる。問題ない。私が保証する。」
ギルマス
「分かりました。直ちに冒険者登録を行います。ご職業欄はどのように記載すれば宜しいですか?」
諸葛亮・関羽・ジャンヌ
「剣士で良い」
3人は剣士で良いそうだ
アイン
「どんな職業があるの?」
ギルマス
「剣士もございますが、他には、魔導士、これはマーシン様がそうですね。シールダー、治癒士、武道家、魔法使い、僧侶、トレジャーハンター、冒険士などがございます。」
アイン
「それじゃあ俺は「冒険士」で!」
ギルマス
「かしこまりましたっ!」
程なくして、金ピカに輝く「S」の字が刻印された冒険者登録証が発行された
アイン
「マーシン、ギルマスさん、ありがとうね!!」
マーシン
「いえいえ!アイン殿のお役に立てて、こちらこそありがとうございます!」
その日の夕方までマーシンのガンガラの町散策は続いた
アイン
「今日も泊めて貰って助かるよ!明日にはまた旅に出ようと思ってる!」
マーシン
「そうですか、それは残念です。旅の安全を願っております。」
そうして、更に一夜を過ごし、俺達は翌朝、ガンガラの町を後にし、旅を続けた




