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特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


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No.51 ゴルン植物園

なんやかんやありながら、俺たちは無事にゴルンの町に到着した


町の中央には噴水があり、その噴水から町の四方八方へ水が流れ、緑豊かな町だ


諸葛亮

「到着が夕方になってしまいましたね。夕食はどう致しましょうか?」


アイン

「せっかく新しい町に到達したんだから、宿屋取って、町の酒場で夕食にしよう!」

町に入ってすぐの宿屋に部屋を取り

薄暗くなった町へ出た


ジャンヌ

「ここの植物は不思議ですねぇ〜、まるで街灯みたい!」

背の高い植物が生え、先端の蕾部分がほのかに黄色寄りの薄黄緑色に光を発していた

何とも幻想的な町並みだ


町人

「この町は初めてかい?この木はシャインツリーと言う木だよ。ゴッゴ皇国特有の木で、特にこの南東地域に広く分布していてね。ソード領主が観光資源にと植樹されてらっしゃるのだよ。」

物珍しそうに木を眺めていた俺達に町人が教えてくれた


アイン

「へぇ〜!どうゆう原理で光ってるんだろう?」


町人

「なんでも、この木は、木ではなくて、正式には花に分類されるらしい。昼の間に太陽の光を花粉に蓄積させて、夜、発光し、夜行性の昆虫に受粉を促してそうだよ。植物園に行けば、もっと色々な草木が見れるはずさ。」


アイン

「不思議な木なんですねぇ〜!明日、植物園へ行ってみるつもりです!ありがとうございました!」

親切な町人へお礼を言い、宿屋の近くにあった酒場へ入り、夕食を済ませた


関羽

「多種多様の香辛料が使われて、複雑な料理ばかりで感服しましたな!」

お腹をパンパンっ!と叩きながら宿屋への帰り道を歩く関羽


諸葛亮

「植物が豊かに生息すると言うだけはありますね。スパイスやハーブの種類ぎ多く、食事が楽しかったですね。」

諸葛亮も満足そうだ


アイン

「明日は、まず獲得した核や毛皮を売りに行って、植物園へ行ってみよう!」


ジャンヌ

「楽しみだねっ!さぁ!シャワー浴びて、寝よう〜!」

お腹いっぱいになったジャンヌは鼻歌混じりに宿屋へ向かう



翌朝


近くの商店へ、これまでの旅路で獲得した核と毛皮などを売り、路銀を獲得した

思ったより多くの路銀が手に入り、このまま行くと、自給自足(お金)で旅は続けれそうな勢いであった


アイン

「さぁ!植物園へ、レッツゴーっ!」

ゴルンの町の北にある植物園へ向かい、足は軽やかに進む


30分ほど歩き、植物園へ到着した


アイン

「思ったより大きな植物園だねぇ〜」

建物全体が植物に侵食?されているのかと思うほど青々した植物園だ


諸葛亮

「植物園だけでは無く、研究施設も併設されているから、ここまで大きな建物なのでしょう。」

入口前の看板を指差しながら諸葛亮が言った


アイン

「あっ!本当だ!ゴルン植物園・ゴルン植物研究所か!」

植物園の入場券を購入して、園内に入った


アイン

「わぁ!俺達の島では見た事ない花や草木が多い!すごい!」

俺は各花や草木の説明札を見ながらゆっくりゆっくり植物園を堪能していた


薬草や毒消しの原材料となる草など、説明も詳しく書かれており、とても勉強になった


「がしゃーーーんっ!」


「きゃぁぁぁあーっ!」


研究所から凄まじい音と共に悲鳴が響き渡った


アイン

「なんだなんだ?」

俺達は駆け足で研究所の方角へ向かった


研究員

「た...助けて下さい!」

うねうねとツルを振り回す植物に、研究室は破壊されていた


アイン

「どうゆう状況!?」


研究員

「キメラ植物の研究中、植物が暴走し始めてしまって...!強化ガラスでさえ、割られてしまいました!汗」

パニック気味な研究員が説明した


ジャンヌ

「討伐していいの?」

ジャンヌがレイピアを抜いた


研究員

「...はい!この場合は仕方ありません...!警備長がタイミング悪く、植物採取に出て居て...助かります!」


ジャンヌ

「分かったわ!」

ジャンヌはレイピアを片手に、暴走植物に切り掛る


ジャンヌ目掛けて暴走植物はツルを鞭のように叩きつけ襲って来た


「しゅぱーーっん!」


ジャンヌは可憐に巻い、ツルを1本1本的確に切り裂いて行く


ジャンヌ

「う〜ん、微妙にツルが再生してってるわねぇ。」


関羽

「手伝おうか?本体をワシが真っ二つにしよう。」

関羽が青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を上向きに構える


ジャンヌ

「被害は少ない方がいいわね!ツルは任せて!」


ジャンヌが囮になり、植物のツルはジャンヌばかりに攻撃する


関羽

「よっと!」

力強い踏む込みから一瞬にして植物本体まで移動する関羽


「ざばーーーんっ!」


一太刀で暴走植物を真っ二つにした


力無く植物は崩れ落ち、動かなくなった


ジャンヌ

「これで大丈夫かしらね?」


研究員

「...!助かりました!ありがとうございます!」

研究員が深々と頭を下げた


どこからともなく、沢山の研究員が出て来て、暴走植物の掃除を初めて


研究員

「あの...、申し遅れました。この研究所の副所長をしています、マージと申します。改めて、ありがとうございました。」

黒髪の女性研究員マージが再び頭を下げた


アイン

「怪我が無くて良かったよ!」


マージ

「小さい個体では、このような暴走は全く見られなかったので、大きい個体での研究に入ったばかりで...まさかこんなに暴走するなんて...あっ、すみません!ハーブティーを入れますので、お礼させて下さい!」

マージはそう言うと、香り高いハーブティーと焼き菓子を振舞ってくれた


ジャンヌ

「いい香りのお茶ね!私、これ好きだわ!」

香りわ嗅ぎながらジャンヌがハーブティーを楽しむ


アイン

「どうしてキメラ植物なんかの研究を?軍事利用ですか?」

俺は素朴な質問をした


マージ

「まさか!軍事利用だなんて!確かに、5国均衡時代では、そのような研究も行っておりましたが、現在、アイン王国と言う国が誕生し、このグランツオリオンの世界はとても平和になったと、ソドグ皇帝が仰られておりました。私達、ゴルン植物研究所は現在、種の保存の為、その植物が自生する地域へ、その土地を守る為のキメラ植物の開発をメインに行っています。このゴッゴ皇国の南地区では、貴重な植物も多く、流れの植物密猟者も多く現れますので...」


アイン

「へぇ、自然を守る為の研究かぁ。色々あるんだなぁ...」

異世界転生したとしても、やはり泥棒はいるのだなぁ


マージ

「まだまだ研究中で、先程のように、失敗も多いですが、薬草の調合、貴重な植物の採取、それを管理する方、たくさんの方がこの草木で生計を立て、暮らしております。我々皇国職員はその方々の生活を守るべく、密猟による価格崩壊や、種の絶滅を防ぐべく、お仕事させて貰ってます。」

マージもハーブティーを啜りながら教えてくれた


アイン

「立派な仕事だね!!でも、危険も多そうだ!警備は増やした方がいいかもねw」

マージも笑顔になり、場は和んだ


アイン

「じゃあ、俺達はそろそろ行くね!マージさん、色々勉強になるお話ありがとうございました!」


マージ

「あの!お名前を教えて頂けませんか!?」


アイン

「いやいや!通りすがりの冒険者ですよ!名乗る程の者じゃありません!またいつか、お会い出来る日があるかもしれませんねっ!またっ!」

俺は大きく手を振り、植物園を後にした

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