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特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


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No.46 邪神訪問

闘技場の建設が始まり、はや1ヶ月が過ぎた


平和な日々が続き、俺もたくさんの偉人達に鍛錬を付けて貰い、戦闘力も向上していた


そんなある日

中央大陸首都カガンセッツ王宮

王の間にて


アシュタール王は玉座に座り、両脇を中央大陸アルティメットスキル保有者のアラムとイヴァが固める


どこからともなく、7つの影がアシュタール王の正面から歩み寄って来た


アシュタール

「こんな事は初めてじゃのぉ。7人の神に囲まれる事など、なかなか無い経験じゃの。」

いつも通り、穏やかな声の中に、少しの緊張が見える


プライディア

「久しいのぉ。グランツオリオンの王よ。」

顎髭を蓄え、筋肉隆々な上半身裸の、傲慢の邪神プライディアが言った


アシュタール

「《黄泉がえり》のアルティメットスキルを持つワシでも流石に7人の神と対峙すれば死ねるかのぉ?」


プライディア

「どうかのぉ。まぁ、闘いに来た訳ではない。」


アシュタール

「ほう。それは嬉しい報告じゃのぉ。して、神々はどう結論付けられたのであろうか?」

アシュタールは生唾を1つ飲んで質問した


プライディア

「賢きグランツオリオンの王アシュタールよ。お前が先日、我に述べた言葉達。確かに筋が通っておった。我ら邪神7人は再び話し合い、1つの結論を持って、このグランツオリオンへの決着とする事にした。」


「《女神を堕天神だてんしん》とし、このグランツオリオンの世界へと追放する」


アシュタール

「なんと…」


プライディア

「神である称号を剥奪し、向こう1000年間、地上へ堕天神だてんしんさせ、反省させる事となった。」


アシュタール

「うむ。良く分からぬが、このグランツオリオンの世界とアインが無事ならなんでも良い。しかし、堕天された女神様はどこへ堕ち、どうなるのじゃ?」


プライディア

「それは。知らん。」


アシュタール

「神様が堕天なさるなんて話、聞いた事もないのじゃが。」


プライディア

「それはそうだ。罪を犯したり、邪悪な心を芽生えさせ、自ずと堕天する天使の話や存在は把握しておるが、神が堕ちるなど前代未聞。しかし、過ちを犯し、その世界の民を危険に晒した責任は取らせる必要がある。そう結論付けた。」


アシュタール

「承知した。堕天された女神様への対応などは、どうすれば良いかの?」


プライディア

「このグランツオリオンの王であるアシュタールよ。お主が決めれば良い。我々は数日以内に女神を堕天させ、このグランツオリオンの世界は再び、グランツオリオンの神が見守る。今後、我ら邪神がこの世界に介入しなくて良い未来を期待する。」


アシュタール

「邪神の神々よ。寛大な対応と、寛大なお心に感謝致します。グランツオリオンに暮らす者の代表として、深く御礼申し上げます。」

アシュタールはそう言うと、玉座から降り、片膝を着いて深々と頭を下げた


プライディア

「グランツオリオンの賢き王よ。次は違った形で会いたいのぉ。励むが良い」

プライディアがそう言うと、7人の邪神は振り向き、歩き出し、ゆらゆらと消えて言った


アシュタール

「ふう……良かったのぉ」

優しい笑顔でアラムとイヴァに顔を向けた


アラム

「親父の汚れなきお心の賜物ですよ。」

アラムが微笑み返し、イヴァも大きく頷いた


その日のうちに、高速飛空艇がアイン王国へ飛来し、俺はアシュタール王の待つ首都カガンセッツに連れて来られた


アシュタール王から邪神からの報告を全て聞いた


アイン

「アシュタール王様、本当にありがとうございました!」

俺は誰も傷つかない未来が確定した事への安堵で胸がいっぱいになった


アイン

「ところで、堕天なされる女神様はどうするのですか?」


アシュタール

「う〜む。そこなのじゃよ。どこに、いつ、どのような形で堕天なされるのかも分からず、どのように扱えば良いものか…」


アイン

「俺は、特別扱いしなくて良いと思います!このグランツオリオンを消滅させる危機を招いた女神様ですし、邪神達も、向こう1000年間反省させる。と仰っていたのでしょ?」


アシュタール

「そうじゃのぉ…まぁ、それはその時考えよう。ところで、闘技場の建設はどうじゃ?」


アイン

「各大国からの援助のお陰で、着々と進んでますよ!街道沿いの施設等もありますので、1年は必要かと思います!」


アシュタール

「良い機会じゃから、闘技や商業も交えて、これからもどこの大陸だとか、種族だとか関係なく、良い交流が生まれると良いな。」

アシュタールは本当に良い王様だ。《黄泉がえり》のアルティメットスキルを、この様な心穏やかに、心の綺麗な人に方に付与したグランツオリオンの神は素晴らしいと心底思えた



こうして、グランツオリオンの世界の平和が一旦は担保され

俺は再び王国へ戻り、インフラの整備に精を出す日々を過ごすのであった


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