No.42 偉人召喚 一気に2人!
「アイン様、アイン様」
優しく俺の名を呼ぶ声が聞こえた気がした
聞き覚えのある、女性の声だ
アイン
「なんだ。ジャンヌか。おはよう。」
俺はゆっくり目を覚ました
祠内に居たはずだが、いつの間にか、自室のベッドの上に居た
ジャンヌ
「うふふ。かっこよかったですよ、アイン様。」
優しい笑顔のジャンヌが微笑み掛けて来た
アイン
「よくあんな換装して、あんな長時間戦えるな。凄いよ、ジャンヌは。」
素直な感想であった
ジャンヌ
「まぁ!私!偉人なのでっ!」
満面の笑みで胸を張った
アイン
「あははっ!無事で良かったよ。」
ジャンヌ
「アイン様は知っているでしょ?私達、召喚されし者達は、アイン様の命が尽きるその時まで、お側におりますよ。うふふっ。」
バタンっ!
勢いよくドアが開いた
リン
「アイン様!ご無事で良かった!」
リンが勢いよく飛び込んで来た
アイン
「あははは。心配掛けたね。大丈夫だったみたい!」
ゴブリ
「アイン様が心配過ぎて、リンもゴブもゴブンも、一睡も出来なかったのですよ!」
口調とは裏腹に、優しい表情で俺に言葉を掛けてくれた
アイン
「いつまでも寝てらんないね!」
ナポレオン
「ダメです。あと最低1日はお休み下さい。」
ドアからナポレオンが入ってきた
アイン
「大丈夫だよ!ほら!」
俺は手を頭上へ上下し、元気アピールをした
諸葛亮
「ダメです。関羽に頼み、アルティメットスキルのデバフで拘束致しますぞ?」
諸葛亮は、厳しい目線ながら、笑いを誘ってくれた
アイン
「分かったよ。今の状況は分かるかい?」
諸葛亮
「はい。全ての大陸で邪神達は撤退致しました。アフュタール王より、アイン様の体調が整い次第、グランツオリオン評議会を開催したいとの伝言を頂いております。」
アイン
「そうか。良かった。で、アイン王国の被害は?」
ナポレオン
「まったくございません。幸いな事に、祠はアイン王国の外壁の外に出現していた為、アイン王国への魔物の侵入はゼロに抑える事が出来ました。我らのアルティメットスキルと、ゾウラ率いる軍隊で全て鎮圧出来ました。」
アイン
「よかったぁ〜。安心したよ!留守番、ありがとうね!」
俺は胸を撫で下ろした
アイン
「それじゃあ、今後の予定はどうしようか。」
諸葛亮
「はい。アフュタール王へは、3日後には中央大陸へ伺える旨の連絡をこれから致します。アイン様はその日まで無理をなさらず、しっかりおやすみ下さい。」
アイン
「分かったよ。ありがとう。もう少し、休ませてもらおうかな!」
その夜、城下町は賑やかだった
俺は祠内の事を思い返し、色々考えてみた
七つの大罪か。キリスト教における
人間を罪に導く根源的な欲望や特性の事だよな
その罪を冠する邪神
どっちにしても、対抗出来る程の戦力はあって不足無しか
「モニター」
名前・アイン 性別・男 年齢・19
種族・人族 職業・召喚士
スキル・召喚(次回召喚・25000P)(手持ちP・57999)
アルティメットスキル
・バラデアバンス(インターバル20秒)
・マスィーロホルス(5秒に10体・自動召喚)
・プロトティスクリノー(反意・悪意にのみ)
・アフアァ(コブラ2体)
・ムハーカマハクム(裁判と判決※1日3回開廷)
・羽扇子
・三顧の礼(1バフ3デバフ)
・神の声
Lv5騎兵4
Lv5歩兵4
Lv5弓兵4
ステータス
騎兵術・13
歩兵術・13
弓兵術・13
※特記事項※
召喚可能・前世の記憶を元に偉人召喚可能(現在ポイント2体召喚可能)
アイン
「2人行けるな。」
モニターを眺めながら呟いた
俺は頭の中をぐるぐると。たくさんの偉人達を思い返した
神と偉人か
信仰心ある偉人を召喚すべきなのか?
でも、俺が研究していた様々な時代は
たくさんの国や地域で様々な神への信仰心があったはずだ
誰が信仰心が強いかなんて
推し量れないぞ
う〜ん
結局、また一晩中悩んだ
アイン
「朝まで悩んだけど!答えなんて出ないやっ!なるようになれっ!w」
俺はポジティブだ
アイン
「それじゃあ!行こう!」
俺は右手を前に出し唱えた。
「「「「 偉人召喚!!! 」」」」
スゥーと手のひらが輝き出す
「「「「「 アレクサンドル・ネフスキー 」」」」」
「「「「「 スキピオ・アフリカヌス 」」」」」
バインっ!!!!バインっ!!!!
大きな音と共に煙がモクモクと上がる
ネフスキー
「アイン様、召喚ありがとうございます。アレクサンドル・ネフスキーとスキピオ・アフリカヌス、アイン様の為に尽力致します。」
アイン
「ネフスキー!スキピオ!今日からよろしくね!!召喚に応じてくれてありがとう!」
ネフスキー・スキピオ
「はっ!」
2人は片膝を着いて返事をした
アイン
「それでは!恒例となりました!アルティメットスキル紹介の時間です!」
ネフスキー
「私のアルティメットスキルは《ボーフメーチ》にございます。如何なる防御も貫通させます。神の剣となりましょう。」
顎髭と真っ赤なマントを身に着け、関羽と同等かそれ以上の体格であろう、立派な騎士だ
スキピオ
「ワシのアルティメットスキルは《ビスペッカトゥム》です。対象者はワシの攻撃を受ける度、ランダムでデバフを背負います。ランダムゆえ、重ねがけになる場合もありますのぉ。しかし、2撃目以降、デバフの効力は倍化して行きますから。1撃目で重力デバフの場合、通常の倍の重力負荷がのしかかったり、2度目の傷でのデバフが攻撃力の減少デバフの場合、通常10%減少する所が、2撃目なので、20%の攻撃力の低下を招きます。3撃目で、2撃目同様、攻撃力減少のデバフが発動すれば、更に倍の40%の攻撃力を失いますな。ワシの剣が相手の身体のいずれかに接触すれば、デバフは発動致します。ワシの攻撃が当たれば当たるだけ失う物も多くなります。」
褐色に日焼けした肌に、突出した上半身の発達。真っ黒な鎧を身にまとい、如何にも重そうな一撃を繰り出しそうスキピオ。
腰に差しているグラディウスも見た事が無いぐらい重厚だ
アイン
「最強のホコと、デバフ製造剣だね!ありがとう!」
俺はポジティブである
せっかく色々説明してくれたのだか、良く分からなかった
これで、今まで召喚した偉人は10人
俺は大切な人たちを護る事が出来るのだろうか
いや、護りたい
そう強く思った




