表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/48

No.40 神々との対峙 Part4

北西大陸、グリンシュアー族長は炎龍、水龍、風龍を引き連れ

強欲の邪神アバンと対峙していた


グリンシュアー

「誰だ、てめぇ。俺の統治する大陸に勝手に魔物なんか放ってんじゃねーよ。」

不機嫌そうにグリンシュアーが言った


アバン

「龍人族と龍種か。俺は強欲の邪神アバンだ。邪神の中では1番慈悲深いと言われておる。降伏せよ。」

綺麗なシルバーの長髪で、整った顔をした男の邪神だ

パッと見、誰が見ても邪悪な神だとは思わないだろう


グリンシュアー

「降伏ってなんだよ?降伏したらどうなるんだ?まぁ、そんな事しねーけど。」


アバン

「降伏すれば楽に殺してやる。降伏せねば。苦しんで死ぬ事になるだけだ。」

表情1つ変えないアバン


グリンシュアー

「邪神ねぇ。さぞ強えんだろうなぁ。久しぶりの戦争。楽しまなくっちゃな!」

グリンシュアーは2本のナタの様な武器を抜いた


アバン

「受けて見てやろう。掛かってきたまえ。」

微動だにせず言い放った


「ダンッ!!」


龍人族としてのポテンシャルだろうか

生まれ持った異常なまでに発達した筋力を使い、目で追えない程のスピードでアバンに斬り掛かるグリンシュアー


「ばきーーーーんっ!!」


アバンは青白いシッポの様なモノを3本生やし、グリンシュアーのナタを受け止めた


アバン

「お前如きが、俺を動かせるかな?」

表情は変わらない


青白いシッポの先端が尖り、グリンシュアーに襲い掛かる


グルンシュアーは的確に避け後退した


グリンシュアー

「神って名乗るだけはあるな!面白いぞお前っ!」


アバン

「身体能力、攻撃力。申し分ないな。だが、邪神である俺の敵では無いな。」


グリンシュアー

「どうかな?俺も一応この北西大陸を統治する龍人族の族長、この大陸で唯一のアルティメットスキル保有だぜ?」


アバン

「グランツオリオンの神が最初に落とした3つ種の保有者か。実力や如何程(いかほど)に」


グリンシュアー

「ほざいてろ。」


「アルティメットスキル《水面(みなも)》」


グリンシュアーがアルティメットスキルを発動させると

グリンシュアーと3匹の龍種は姿を消した

気配も全く消えてしまった


アバン

「うむ。厄介なアルティメットスキルだな。自身が水となり、大気に溶け込んだか。」


グリンシュアー

「ほう。さすが神か。詳しいな!俺のアルティメットスキルは自身とその眷属(けんぞく)水化(みずか)する事。微小なミストはその姿すら目視出来ねぇ。このお陰で北東大陸の保有するアルティメットスキルは俺には効かねえ!《目視、視認した対象にのみ》ソドグのアルティメットスキルは有効だからな!」

姿は全く見えない。どこからともなく、グリンシュアーの声は響く


アバン

「良くしゃべる龍人族だ。」


グリンシュアー

「水圧って知ってっか?邪神さんよ。俺の攻撃力は自身の水化(みずか)によって数段階上がってるから、受け切れるか?」

どこからともなく、グリンシュアーのナタがアバンに襲い掛かる


「ばきーーーーんっ!」


アバンは咄嗟に青白いシッポを身に巻き付けて守備体制を取っていた

斬撃は凌げたが、グリンシュアーの攻撃で数メートル飛ばされていた


アバン

「うむ。重いな。俺を動かせる程の攻撃力。認めよう。」


グリンシュアー

「何が認める?だ。忘れてねぇか?水化(みずか)したのは俺だけじゃねぇーぞ?」


アバンが「はっ!」とした瞬間


炎龍の炎を纏った鉤爪がアバンに襲い掛かる


アバン

「ぐっっ!」

青白いシッポで身体を纏っているが、正面から炎龍の鉤爪をくらい、後方へ吹き飛ばされた

それに続き、アバンの真横から風龍の風のブレスが放出された


風に混じった刃がアバンを通過して行く


アバン

「さすが龍種と言った所か。」

いつの間にか、アバンから生えたシッポは9本に増えていた


グリンシュアー

「邪神の九尾か。」


アバン

「おや、詳しいな。」


グリンシュアー

「お前は厄災級だよ。色々悪い伝承がこの世界でも広がってるぜ?」


アバン

「それは光栄だな。」


グリンシュアー

「何が光栄だよ。アルティメットスキルはどうした?使わねーのか?使わず勝てるってか?」


アバン

「どの道、お前達は倒した後で無ければ効果がない。お前達、欲が薄すぎる。」


グリンシュアー

「まぁ、欲はそんなにねーかな?一族が繁栄し、平和が続いている。一族に流れる「戦争屋」としての血は(たぎ)る日もあるが。」


アバン

「良い機会だ。存分に相手になってやろう。」

瞬間、アバンのシッポがもの凄い勢いでグリンシュアーに向かって来た


「ズボッ!!」


グリンシュアーの目の前に水の膜が発生していた

水龍の水の障壁のようだ


グリンシュアー

「見えてねーのに、何故俺の場所が分かんだよ?」


アバン

「神だから。そうとしか言い様がないな」


「チッ」

グリンシュアーは1つ、舌打ちを打った


グリンシュアー

「長期戦は良く無さそうだな。行くぞ!」

炎龍の炎を纏い、フツフツと沸騰し蒸気を発生させながらグリンシュアーは現れた


「じゅぽんっ!」


アバンは水龍の水の堅牢(けんろう)な水の牢獄へ包まれた


アバン

「目まぐるしい水流だな。これは抜けるのに苦労しそうだ。」

アバンはシッポを突き、牢獄からの脱出を試みる


「ブハァァァアーーーー!」


グリンシュアーの背後から風龍が風を送り

グリンシュアーは加速しながら牢獄へ突進した


「ちゃぷんっ」


なんの障害も無くグリンシュアーは牢獄へ侵入し

煮えたぎるナタでアバンを切り裂いた


「ばしゃーーーんっ!」


水の牢獄は崩れ落ちた


アバン

「ほう。この炎は消えぬか。」

アバンはグリンシュアーに切られた傷から真っ赤な炎が上がるのを見つめ呟いた


グリンシュアー

「我が祖先たる龍種の力を借りた業火だ。そう容易く消えてたまるかよ!」


アバン

「少し、お前達を安く見積もっていたようだな。また会おう。強き龍人族よ」


アバンはそう言い残すと、一瞬にして消えた


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ