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特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


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No.38 神々との対峙 Part2

ジャンヌが消滅していく


アイン

「あっ…あっ…。な、なんで…ジャンヌ…嫌だよ……ジャンヌ……!ダメだっ!」

俺は大粒の涙が無意識にこぼれ落ちていた


諸葛亮

「アイン様っ!大丈夫ですっ!我らは不死にございますっ!12時間のインターバルの後!ジャンヌ・ダルクは再びアイン様の元へ帰って参りますっ!!アイン様っ!!大丈夫です!!」


諸葛亮の言葉はあまり耳に入って来なかった

今思えば、偉人は不死であるし、12時間の消滅時間があるだけで、またすぐに元気なジャンヌに会う事も出来る


しかし、俺は前世で、親を早くに亡くし

祖父母も亡くなり、天涯孤独を味わい

このグランツオリオンの世界に来て

ゴブ達と出会い、食事を囲み

偉人達と生活する上で、他の何者よりも

「普通」や「当たり前」

が心の底から嬉しく

「大切」だと、「愛おしい」と思っていた


ジャンヌが消滅した事により

怒りの気持ちと悲しみの中

俺は「冷静」になった自分に驚いた


アイン

「アルティメットスキル《神の声》神よ!換装されたまえっ!」

自然とジャンヌの真似をして、俺は神を換装した

光り輝く自分を客観的に見る気持ちも無く


アイン

「アルティメットスキル《三顧の(さんこのれい)》」

その瞬間瞬間に適切なアルティメットスキルが口からこぼれる


アイン

「我に身体強化。拘束・拘束・拘束」

この邪神は絶対逃すまいと、単一のデバフを3つ唱えた


アイン

「アルティメットスキル《ムハーカムハクム》」


アイン

「てめぇ。現世に降り立ったんだろ?俺の世界の法律で裁いてやるよ」


アイン

「《死刑に処す》」

俺は死刑を宣告した


ドドルーダの背後に大きな、真っ黒い鎌を持った死神が現れた


ドドルーダ

「死神まで操るか…」

ドドルーダは冷静に低い声で言った


アイン

「死刑執行」

死神が大鎌を振り上げた


ドドルーダ

「今回は引こう。また相対しようぞアインよ。」

そう言い残すと

一瞬で憤怒の邪神ドドルーダは消えた

同時に死神も消え

俺の鼻からは鼻血が一筋流れていた


諸葛亮

「アイン様!大丈夫ですか!!?」


アイン

「あぁ…」

アルティメットスキルを多用したせいか

意識が遠のくのが分かった



時は戻り


北東大陸ゴッゴ皇国では

ソドグ皇帝が暴食の邪神グラグラと対峙していた


グラグラ

「お腹減ったよ…この大陸全部食べて良いんだって」

紫色の皮膚をした、カエルの様な邪神だ

大きな口を持ち、身体全体から異様なオーラをゆらゆらと放出させていた


ソドグ

「コヤツは俺が受け持つ。溢れ出た魔物達から民を守るのじゃ!」

周りの兵に激を飛ばしながらも、目線はグラグラから離さないソドグ


グラグラ

「受け持つ?面白い子だね。」

ペロリと唇を舐め廻しながらグラグラもソドグから目を離さない


グラグラ

「最初の3つの種の1つか。厄介そうだね。まず君から食べなきゃ」


グラグラ

「アルティメットスキル《暴食》」

グラグラがアルティメットスキルを唱えると

背中から10本、口を持った触手の様な物が現れた


グラグラ

「食べよう」

そう言うと各触手が自我を持っているかの様にソドグへ向かって伸びて来た


ソドグ

「アルティメットスキル《オールアンチロック解除》」

ソドグがアルティメットスキルを唱えると

10本あった触手の内、7本が消滅した


グラグラ

「あらら。さすが3つの種の1つ。ちょっと甘く見ちゃったかな。」

冷静にグラグラは言った


グラグラ

「まぁ、3本あれば大丈夫だし。君が死ねば、そのアルティメットスキルの効果も消滅するからね。さぁ、食事を始めよう」

グラグラがそう言うと、残った3本の触手は再び、ソドグへ向かって伸びて来た


ソドグは大きな剣を器用に扱い、触手をいなして行く


グラグラ

「良い剣だね。腐食が付与されたその子達の毒でも剣が溶けないないなんて」


ソドグ

「我が相棒だ。皇帝を名乗らせて貰ってる。引けぬ。民を護り抜く事が我が天命!舐めるな!」

自我を持った触手を可憐にいなし続ける


グラグラ

「ぺっ」

何か吐いた


間一髪の所でソドグは避けれたが、後ろの近衛兵に直撃した


近衛兵は呻き(うめきごえ)を上げながら見る見る溶けて行く


ソドグ

「くそっ!」

一瞬、近衛兵に視線を向ける


「バキッ!」

触手の1本がソドグの横っ腹に噛み付いた


ソドグ

「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!」

強烈な痛みが走った


大きな剣を振り抜き、触手を1本切り裂いた


ソドグの横っ腹からは流血し、毒の効果が付与された


ソドグが切り裂いた触手は既に復元されていた


グラグラ

「うん。猛毒だよ。どうせ死ぬ。もうこの大陸は終わりだね」


「ウルティマスキル《鉄塊》」


「ウルティマスキル《グランドソード》」


2人の戦士が飛び込んで来た


大きな盾が3つ、ソドグを囲み助ける


斬撃が飛び、グラグラへ突進する


アイセン

「ソドグ皇帝!遅くなりました!4大将軍が1人、ゴッゴの剣アイセンただいま参りました!」

ソドグの剣に良く似た剣を両手に持ち、4大将軍が1人アイセンが言った


ブルンダン

「4大将軍が1人!ブルンダン、命にかえて皇帝の御身をお守り致します!」

アイセンに続き、両手に盾を持った4大将軍が1人ブルンダンがソドグの前へ立ち憚った(はばか)


マーシン

「ハイヒール、解毒せよ。」

4大将軍が1人マーシン。ゴッゴ皇国で唯一の、魔導と聖職者のみが獲得出来る治癒魔法を両方獲得した女兵士がソドグの治癒を開始した


ソドグ

「すまなんだお前ら。油断した。」

片腹を抑え、ソドグが言った


アイセン

「ブルンダンよ!治癒が終わるまで凌げ!」


ブルンダン

「おう!」


グラグラ

「凌ぐ?ウルティマスキルで?ぐふふ。やってご覧?」

ブルンダンの盾に触手達が猛追を掛ける


グルンダン

「ふんっ!ふんっ!」

グルンダンが歯を食いしばり、鼻息荒く、血管を浮き上がらせながらウルティマスキルで顕現させた盾を右に左にと操作し、ソドグを守る


グラグラ

「ほーら。腐食し始めたよ?どうする?」

グルンダンのウルティマスキルで顕現させた盾に少しづつヒビが入り始めた


アイセン

「ウルティマスキル《グランドソード》」

もの凄い勢いでアイセンが飛び込ん出し、触手にグラグラ本体に、無数の斬撃を休む事無く打ち込む

傷は多少付くが、致命傷には至らない

すぐに修復される


マーシン

「ソドグ皇帝、解毒は完了致しました。」

ソドグの目を見つめ、マーシンがそっと伝えた


ソドグ

「ありがとう、もうよい。攻撃へ転じるぞマーシンよ。」

マーシンは1つ頷くと、炎系魔導を唱えた

真っ赤な炎が現れたかと思うと、ソドグとアイセンの剣に纏い、魔導剣が誕生した


ソドグ

「グルンダン、今だ!」

掛け声と同時にグルンダンが飛び上がった


グルンダン

「ウルティマスキル《鉄塊》」

大きな盾がグラグラを囲む


マーシン

「ウルティマスキル《現世の業火》」

マーシンがウルティマスキルを唱えると、グラグラの頭上から一直線に業火が振り注いだ


見計らったかの様に

ソドグとアイセンが炎を纏った魔導剣で渾身の斬撃をグラグラへ打ち込んだ


残った3本の触手に炎がまとわりつき、消えない


グラグラ

「良い魔導だ。これはなかなか消せないね。また来るよ」

そう言うと、グラグラは一瞬で姿を消した


ソドグ

「危なかった。みな、助かった。休む暇は無い、残りの魔族の討伐と、民の救援に向かうぞ!」


3人

「はっ!!」

4大将軍達は息ピッタリに威勢の良い返事を行い

予め、示し合わせていたかの様に、別の方向へ向かい、魔物討伐を開始した

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