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特殊召喚士は無双したい~この世界で唯一の召喚士だから~  作者: アルふぁん


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No.31 アイン王国定例会議

夜になり、定例会議が始まった


出席者は偉人8名、ゴブ達ゴブリン四人衆、ドフ達ドワーフ4兄弟、ゾウラ・ドゥック・ハナである


アイン

「それでは定例会議を始めます!」

一同お辞儀をする


アイン

「まず、新しい偉人さんのご紹介!ジャンヌ・ダルクさんです!ゴブとゴブリにはとても有難い偉人さんとなりますっ!」


ゴブ・ゴブリ

「まさかっ…!!」


アイン

「そう!そのまさかです!なんと!ジャンヌは《神の声》と言うアルティメットスキル持ち!入国審査に悪意ある者、この王国へマイナスをもたらす者を弾いてくれますっ!」


ゴブ・ゴブン

「おぉ!!!神様仏様ジャンヌ・ダルク様っ!これで!やっと解放されるっ!」


ジャンヌ

「えっへんっ!」

誇らしげなジャンヌが居た


アイン

「それでは、本会議へ。何か変わった事や、アイディア、要望等はないかい?」

俺はみんなを見渡した


ドフ

「1つ、要望があるんだけど良いかい?」

ドフが小さく手を上げた


アイン

「もちろんさ!どうした?」


ドフ

「アイン王国もそろそろ人口が8万人に迫る勢いだ。正直、建築が追いつかねぇ。でも、その一方で、ドワーフ族の住民も増えた。ここで相談なんだが。工房を増やして欲しい。」


アイン

「そうだよね!もちろんだよ!どんな工房にしたいとかある?」


ドフ

「ワシらドワーフ4兄弟はそれぞれ独立しようと思う。街もこれだけデカくなっちまった。東西南北に兄弟がバラけて、増えたドワーフ族を工房へ雇い入れ、それぞれが大きな工房主としてやって行こうと思ってる。まぁ、独立って言っても、ワシらは、アイン様の言う「公務員」だっけ?アイン王国から直接給金を貰って生活してる住民だからよ。ワシら兄弟が4拠点にバラけ、工房主として、多くのドワーフ族を雇い入れ働かすって事は、ワシらの所で働くドワーフ族への給金も必要になっちまって…財政的にどうかなぁ?ってな。」


アイン

「ザイセイ…」

ちょっと待て。今日の今日まで普通に生活して、普通にリン達がご飯出してくれてたから全然気にしてなかったけど。俺の飯代ってどこから出てるの!!??


諸葛亮

「アイン様、ご安心下さい。首相であるラムセス殿、国王代理であるカエサル殿、秘書官である我、諸葛亮にて、税制を構築しており、アイン王国の資産はそれなりにございます。私が召喚される前より、大きな基盤をラムセス殿が作っていたお陰です。」

そうだったのぉぉおぉぉーーー!?

俺、全く知らなかったよぉぉぉーーーっ!

「偉人伝心」でラムセスにお礼を言った

ラムセスはニコッと笑ってくれた


ラムセス

「ドフよ。好きにするが良い。国内建築に置いて、ドフがこの国の最高責任者だ。工房に掛かる費用、材料調達費用、人件費、酒好きなドワーフ族に掛かる酒代も王国から支給しよう。今後も変わらず、見合った仕事を期待しておる。」


ドフ

「感謝する!明日より、各工房建築を最優先で進めさせてもらうの!」

ドフは満面の笑みであった


アイン

「でもさ。税金って…重税とかじゃ…ないよね…?」


カエサル

「もちろんです。先駆けて、ゴッゴ皇国と交易を行い、喜ばしい事に、我が王国には才ある者が多く居ました。この島特産のフルーツや、ドフ達が作る家具なんかは、ゴッゴ皇国ではちょっとしたブームになったぐらいですぞ。逆にゴッゴ皇国へ勉強に向かい、向こうの革新的な食べ物なんかを我が王国へ持ち込み、露店とし、成功している民もおります。ドフ達の建築現場での仕事や、畑仕事、遊牧、畜産。我が王国は重税などせずとも、有能な民ばかりですぞ。」


アイン

「知らなかった…」

心の声が漏れてしまった


アイン

「俺からなんだけど。みんな。自分の家作って、自分達で暮らしてみたらどうだろう?アイン城でみんなで暮らすのも良いんだけど。みんなせっかく召喚されて、新しい人生なんだから、少し位プライベートがあっても良いのかなぁ?って思ってるんだぁ。」


クレオパトラ

「アイン様!ありがとうございます!私はカエサル様と共に暮らしますっ!」

勢い良くクレオパトラが言った

少し、照れくさそうにカエサルが、はにかんだ


ナポレオン

「お心遣い、感謝致します!」

ナポレオンも少し嬉しそうだ


リン

「私は、このまま、アイン城へ住むわ。家は要らない。」


アイン

「なんでだい?家1軒持つ位の働きは全然リン達はしてるじゃないか?」


ゴブリ

「リンも私も、ゴブもゴブンも。家は要らないと思ってるわよ。」


アイン

「なぜだい?」


リン

「アイン様と初めて会った日の夜を覚えていますか?」


アイン

「もちろんさ!忘れるはずがない!」


リン

「あの日、夕食を作り、私は「今日から毎日、私達がご飯を作ります」とお約束したのを覚えますか?あの日から、毎日、どんなに忙しくても、私とゴブリは毎日アイン様のご飯を作っていますよ?忙しい仕事の合間を縫って、ゴブもゴブンも買い出しなんかも手伝ってくれてるんですよ?だから。私達はアイン様とずっと一緒に暮らし続けますよ!」


俺は、自然と涙がひとつ、零れ落ちていた

あぁ、なんて幸せなんだろう

俺はこんな彼らの為に何が出来るんだろう

みんなの為に生きる

そう心が熱くなった


アイン

「…ありがとう!」

笑顔を作りお礼を言った


アイン

「それと。俺からもう1つ。住民が増え、とても多くの種族で溢れかえっている。でもね。同種族での居住区構築は辞めて欲しい」


ベリサリウス

「ほう?それは何故ゆえ?」


アイン

「知ることが必要なんだ。どんな人にも良いところ、悪いところがある。空想で善悪を押し付けるような国になって欲しくない。ゴブリンにはゴブリンの良い所があって、オークにはオークの良い所がある。みんな違って当たり前!それでも、良き隣人として、常に知って行って欲しいんだ。差別の無い国であって欲しい。」


ベリサリウス

「さすが。アイン様。感服致しました。」


こうして、定例会議は終わるのであった





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