No.25 グランツオリオン評議会
飛空艇に揺られる事1日
あっという間に中央大陸の中心
中央大陸首都カガンセッツに到着した
ソドグに連れられ、人生で見た中で1番大きな城へ連れて行かれた
大きな清廉とした会議室へ通され、王宮メイドが椅子まで引いてくれ着席した
テーブルには香り高い紅茶の匂い
現世で言う所のクッキーのような甘い匂いのお菓子が添えてあった
上座に当たる、長いテーブルの先に座る1人の男が進行を始めた
男の両横と背後に、タダならぬオーラをだだ漏れ状態で立つ者が3人いた
アフュタール帝王
「初めまして。の者もおるので、まず全員、自己紹介から行こうかの。ワシは中央大陸の王をやっとるアフュタールじゃ。両サイドにおるのが、中央大陸でアルティメットスキルを持つアラムとイヴァじゃ。後ろに居るのは、ワシの近衛兵兵長のグラッサム。皆の者よろしくな。」
落ち着き、とても柔らかい口調で中央大陸の王、すなわちこのグランツオリオンで1番偉い。と言っても過言では無い男が口を開いた
皇帝ソドグ
「北東大陸、ゴッゴ皇国皇帝ソドグ、我がアルティメット保有者だ。今回連れて来た従者はただの聖騎士に過ぎん。名乗るほどの者でもない」
いつも通りのソドグだ
グリンシュアー族長
「北東大陸、竜人族族長グリンシュアー、俺もアルティメット保有者だ。うちもただのメイドをつれて来ただけだ。」
禍々しい鱗を身にまとった竜人族が不機嫌そうに言い放った
リューショー王
「南西大陸、王をやっとるリューショーじゃ。アルティメットスキルを私も保有しているが、そろそろ息子へ明け渡そうと思っておる。右におるのが息子のリューシン。左におるのが我が国評議会長ベトン。後ろにおるのが、ガンゼッツ法王じゃ」
女帝ビアネッツァ
「南東大陸、エルフ族女帝ビアネッツァよ。アルティメット保有者よ。右がシャイネ、後ろがタンク、左がブロネよ。みなさん宜しくね」
アイン
「アインだ。最近この世界に来た。後ろの3人はラムセス、ベリサリウス、カエサルだ。全員アルティメットスキル保有者だ」
評議会全員が生唾を飲んだ
アフュタール
「アインよ。全員アルティメットスキル保有者で間違いないな。」
アイン
「間違いないよ。あと俺の国に2人残して来た。その2人もアルティメットスキル保有者だ。」
アフュタール
「それでは合計6人のアルティメットスキル保有者が貴国には存在すると?」
アイン
「うーん。少し違う。5人は1人1つのアルティメットスキルを保有してて、俺はその5人が保有するアルティメットスキルと全く同じ物が使用出来る。俺だけ5つのアルティメットスキルを保有している」
「なんとっ!」
一同から声が漏れる
アフュタール
「して、アインよ。最近、この世界に来たとは?」
アイン
「みんなになんて説明したら良いか分からないんだけど。俺はこのグランツオリオンとは別の世界で生きていた。ちょっとした拍子に、このグランツオリオンの世界に迷い込んじゃったって感じ。もと居た世界には帰れそうにない。」
俺は思い出し、少し悲しい気持ちになった
アイン
「先に言って置くけど。俺はどこの国とも戦争をするつもりが無い。俺は俺の国の民と平和に暮らしたいだけだ。刃を我が国民に向けられれば、こちらも刃で返そう。握手を求められるなら握手をしよう。それ以上でもそれ以下でもない。ソドグ皇帝とは交易を結んでいる。しかし、ソドグ皇帝から提案を頂き、軍事協力はしない!そう約束は交わされている。だから、俺はどこか1つの大陸と軍事的協力をするつもりもない。」
アフュタール
「うむ。みなの者、そういう事じゃ。」
女帝ビアネッツァ
「うふふ、面白い子ね。私が交易をお願いしても、ちゃんと外交してくれるのかしら?」
美しいエルフ族だ
アイン
「もちろんだ。俺は排他的な対応はしない。先程も言ったように、刃には刃を、握手には握手を。しかし、このグランツオリオンの均衡を、俺みたいな部外者が邪魔するのは違うと思って。」
グリンシュアー族長
「良く言うぜっ!うちの土龍喰い散らかしといてよっ!」
竜人族の族長がこちらを睨みながら言った
ガンゼッツ法王
「くぷぷっ!自分から勝手に攻め込んで、返り討ちに合って、尻尾巻いて帰ってった癖に。くぷぷっ!自ら戦力を減少させただけだろよ。くぷぷっ!」
法王がバカにしたように笑いながら小さな声で言った
リューショー王
「いけませんよ。お静かにお願いします。」
南西大陸、人族の王が注意した
バァンっっ!!
グリンシュアーが机を激しく叩き、ガンゼッツ法王に睨み付けた
アフュタール
「辞めてくださいね。話し合いの場ですよ」
やわからい物言いで、場は少し落ち着きが戻った。この帝王アフュタールと言う老人のオーラは独特である
アフュタール
「アインよ、貴国を一国として認める事を、グランツオリオン評議会は決定しようと思っておる。そして、どこの国とも国交を樹立して構わない。しかし、どこの国とも、軍事的協力をしない。そう誓って、不可侵条約に署名を頂きたいが。どうだろうかな?」
俺はラムセス、ベリサリウス、カエサルの顔をチラッ見た
カエサル
「別に構わない。しかし、先程も我が主、アイン様が申したように。刃には刃を。この議会に、これだけ多くの王達が出席されておる。軍事協力をしない事は調印しよう。しかし、我が国の民に危害を加えた場合、我が国はその報復の為、危害を加えて来た大陸を滅ぼす。滅ぼされても構わない。と、そちらの王たちからの調印もちょうだいするぞ。」
アフュタール
「だそうだ。我が国はそれで構わんぞ?さて、残りの4国の王たちはどうかな?」
一同
「構わぬっ!」
アフュタール
「よし決定じゃ!」
・アイン王国は正式にグランツオリオンで5国に承認され、6国目となる大国認定を受ける
・いかなる国も、アイン王国との国交の樹立は可能
・アイン王国は、いかなる小国であれど、軍事協力を行ってはならない
・グランツオリオンに存在する国の全ては、アイン王国の民に対して、武力の行使、危害を加えてはならない。危害を加えた場合、アイン王国の法で処罰され、軍事行動での被害の場合、アイン王国はその国への軍事進行が正当化される
アフュタール
「皆の者、この不可侵条約でどうであろうか?」
納得した者から、どんどんサインしていった。
アフュタール
「これにて、グランツオリオン評議会を閉廷する!!」
アフュタール帝王は俺にゆっくりして行け、と何度も誘ってくれたが、早くこの評議会の内容をナポレオン達に伝えたかったから、後日、外交官を通じて日を改める事となった
そそくさとアイン王国へ帰り、ナポレオンに議会の全てを話した
ナポレオン
「アイン様、我ら、召喚されし者は、アイン様と意識はリンクされておりますので、内容は随時伝わっておりましたよ?」
アイン
「えっ?」
ナポレオン
「「No.7 初・偉人召喚」にて、私はハッキリ「意識はリンクされてる」と申し上げております。」
アイン
「えっ?ナポレオン、そんな事覚えてんの?」
ナポレオン
「当たり前にございます。アイン様の意識は、全偉人にリンクされております。何を考え、何を悩まれているか、手に取るように分かりますよ?」
アイン
「えっ?それ、ズルくない?」
ナポレオン
「なぜですか?」
アイン
「なんか、テレパシー?みたいな物でしょ?なんか、偉人ばっか受信出来てズルくない?」
ナポレオン
「それは、女神様へクレームをお入れ下さい。」
そうだ。思い出した。
女神様はお問い合わせフォームがあるって言ってたな!
これは是非!クレーム入れなきゃ!!




