No.24 招待状
土龍飛来から1ヶ月
珍しくソドグが俺の国へ顔を出した
応接間に通し、話しが始まった
ソドグ
「アイン殿、グランツオリオン評議会から呼び出し命令が出ておる。どうする?」
アイン
「なぜだい?俺はその評議会とやらに加盟したつもりは無いんだけど?」
ソドグ
「ワシの見立てじゃが。」
ソドグはそう前置きし
ソドグ
「我がゴッゴ皇国4大将軍の1人が死に、北西竜人族の4大竜種が一体、土龍が消えた。アイン殿には大した話しでは無いのかもしれないが、グランツオリオンでは長く保たれた戦力の均衡が崩れ始めておる。軍事力の低下した我らと北西大陸が、南西大陸、南東大陸に侵略されてもおかしくない状況に陥っている。そうなれば、中央大陸も黙って見過ごす訳には行かなくなる。アイン殿を評議会へ招集し、アイン殿から5国への不可侵条約を取りたいのだと思う。そして、グランツオリオン評議会開催を理由に、中央大陸は南西、南東大陸へ、侵攻しないよう釘を刺す気であろうの。」
アイン
「俺がその評議会ってやつに行けば、世界の平和は保たれるの?」
ソドグ
「その可能性が上がるとは思うの。」
アイン
「いいよ。行ってみても。」
ソドグ
「承知した。感謝するぞ。アイン殿。」
ソドグは追って使いを寄越す。と言い残し、ゴッゴ皇国へ帰って行った
アイン
「って事なんだけど?」
夜になり、会議室で偉人達を集め相談した
ナポレオン
「まぁ、いい機会でしょうな。アイン様は、戦争を望んでおられない。北東も北西も、勝手に攻め込んで来ただけですし。そのグランツオリオン評議会で手を出すな。と釘を刺しておけば、我らも平和に暮らせるのでは?」
偉人達がみな頷く
アイン
「で、その会議ってのが、従者3人までしか連れて行けないらしいんだよね。誰にする?」
一同
「うーん。」
カエサル
「アイン様の御身をお護りする事に重きを置いて選定すべきですな。さすれば、私は同行致しましょう。」
皆が頷く
カエサル
「アルティメットスキルを考慮すると。ラムセス殿、ベリサリウスが良いのではないでしょうか?」
アイン
「なぜだい?」
カエサル
「従者3人と言う事は、ほぼ丸腰に近いと想定致します。ラムセス殿が居れば、アイン様と合わせて2000の兵隊を連れて行ける計算となります。」
アイン
「うんうん」
カエサル
「ラムセス殿は政治のプロ。ベリサリウスは戦略のプロ。ベリサリウスのアルティメットスキルを考えても、アイン様の前に立ち、死角無くアイン様をお護り出来る剣技も持ち合わせてあろうかと。生存無敗の男ですしの。」
ベリサリウス
「カエサル様にお褒め頂き、喜ばしい限りです。命に変えてアイン様をお護り致します。」
アイン
「ナポレオンはどう思う?」
ナポレオン
「妥当かと思われます。アイン様の御身が最優先にございます。このナポレオン、クレオパトラと共に、アイン王国のお留守をしっかり預からさせて頂きます!」
アイン
「うんうん。っていつからこの町は「アイン王国」になったの?いつの間にか通貨まで発行されてたしっ!」
ナポレオン
「アイン様。私が召喚されたあの日を覚えておられますか?」
アイン
「もちろん覚えてるさ!」
ナポレオン
「あのボロい一軒家、ゴブ達が作った脆い家。食事は野うさぎと野ねずみ。その頃を思い出し、今一度、ご自身が作り上げた町を見渡して下さい。アイン様が村として始めた、あのボロい一軒家があった場所は、今、我らが座るこの会議室の場所と同じ場所ですよ?もう立派な国となりました。ご存知ですか?現在、アイン王国では4万を超える、多種多様な種族の民が、犯罪も喧嘩も略奪も無く、平和に暮らしております。」
アイン
「4万人!!?そんなに居たの!?」
ラムセス
「はい。現在、4万0128名おります。新たな命も、沢山この国で誕生日しております。アイン様がアパルカのお世話と、ドフの工房へ入り浸って居られる間に沢山の民が増えました」
ラムセスが笑いを誘い、偉人達がクスっと優しい笑いを零した
アイン
「しょうがないじゃないか!みんなは沢山の国や政治に関わり、偉大な功績を上げ続けた人生だっただろうけど、俺は研究一筋だったんだからなっ!」
プッと俺も笑いながら言った
良い国が出来た。
女神様、見えてますか?
俺、どうですかね?
異世界転生人生、今のところ合格ラインっすか?
翌日、ソドグからの使いが訪問し、3日後に開かれる
グランツオリオン評議会へ行く事になった
ソドグが飛空艇で連れて行ってくれるらしい
飛空艇か!ワクワクしちゃうなぁ!




