No.22 ガイウス・ユリウス・カエサル・神降臨
北東大陸、ゴッゴ皇国と外交が始まり、俺の町は更に発展していった
新しい作物の生産、島に居なかった家畜の導入
住民の中には、ゴッゴ皇国と貿易を初め、商店なんかも並ぶようになった
この頃から、ドワーフ4兄弟とゴッゴ皇国の間で条約を結び
《アイン》と言う、我が国の通貨さえ造られ、流通するようになっていた
町には、未だ絶えず入居希望者が殺到し、入居審査官のゴブとゴブンは大忙しな毎日だと漏らしていた
そんの俺の村もいつしか、村から町へ、町から国へと発展していた。
住民は既に3万を超えていた
とある日
「モニター」
俺はそう呟き、モニターを眺めた
名前・アイン 性別・男 年齢・19
種族・人族 職業・召喚士
スキル・召喚(次回召喚7500P)(手持ちP・12804)
アルティメットスキル
・バラデアバンス(インターバル20秒)
・マスィーロホルス(5秒に10体・自動召喚)
・プロトティスクリノー(反意・悪意にのみ)
・アフアァ(コブラ2体)
Lv4騎兵2
Lv4歩兵2
Lv4弓兵2
ステータス
騎兵術・10
歩兵術・10
弓兵術・10
※特記事項※
召喚可能・前世の記憶を元に偉人召喚可能
町の住民が増えたからだろうか。
ポイントが多く貯まっていた
アイン
「住民も増えて来たし。そろそろ内政に強い偉人の召喚しなくちゃなぁ。もちろん、戦闘力も必要だし…」
俺は独り言を呟きながら、自室でお茶を飲んでいた
俺が住む家も更に大きくなり、《城》と呼んでも遜色ない物になっていた。
相変わらず《アイン城》と呼ばれ、1階が住民の憩いの場である事に変わりは無かった。
メイドも雇い入れ、雇用も促進出来ている
受付には、相変わらず、リンとゴブリが。今では町の人気者である
ゴブ達は、北東大陸と国交を樹立して間もなく
《ゴブリンジェネラル異型種》へと進化を果たしていた
国の警備を担当していたゾウラも魔狼族から魔狼族亜種へと進化し、それに連られるように、ドゥックとハナも賢狼種へと異型進化していた(獣人族にしては珍しく、ドゥックとハナは魔導を扱えるようになっていた)
アイン
「前回クレオパトラを召喚したんだから、やっぱり、今回はこの人しかいないよなぁ。偉人の中の偉人。と言っても過言ではないし!いっちょ行きますかっ!」
アイン
「それではっ!!」
俺はそう言うと
右手を前に出し唱えた。
「「「「 偉人召喚!!! 」」」」
スゥーと手のひらが輝き出す
「「「「「 ガイウス・ユリウス・カエサル 」」」」」
バインっ!!!!
大きな音と共に煙がモクモクと上がる
カエサル
「アイン様、召喚ありがとうございます。ガイウス・ユリウス・カエサル。アイン様の為に尽力致します。」
アイン
「カエサル!これからよろしくね!」
挨拶もつかの間
俺の部屋のドアが勢いよく空いた
クレオパトラ
「カエサル様っ!!逢いとうございましたっ!!」
カエサルに抱きつくクレオパトラがいた
クレオパトラ
「おぉ、アイン様、ありがとうございますっ!」
クレオパトラの深々と頭を下げた
アイン
「クレオパトラ、カエサル、良かったね!こっちの世界でも、仲良く、楽しく生きて行こう!」
俺はそう言うと2人の肩を叩いた
微笑ましい2人を見つめながら、軽い気持ちでカエサルに聞いてみた
アイン
「カエサルのアルティメットスキルってなんなの?」
カエサル
「はい、アイン様。我がアルティメットスキルは《ムハーカマハクム》でございます。裁判を開廷し、私が裁きます。私が法となりますので、私が下した判決は全て実行されます。《時を戻せ》と判決を下せば、時計は戻るほかありません。《死刑》を宣告すればその者は死にますし、私がデバフを伝えれば、一生そのデバフを背負って生きて行く事になります。ただ1つ。私が叶えられない判決が存在します。それは《死者蘇生》です。死人はどうあっても私には生き返らせる事が出来ません。なお、裁判は午前に1回、昼に1回、夕刻に1回しか開廷出来ません。すなわち、最大1日3回までしか、判決を言い渡す事は出来ません。」
なんでもありじゃん。
そんなの。もうなんでもありじゃん。
もう武力とか要らないじゃん。
全員死ねって言えば全員死ぬんでしょ?
もう、あれじゃん。
カエサル、神じゃん。
なんかちょっと怖いし。
新しい草発見して喜んでる俺って超平和主義じゃん。
もう、友達はドフ達だけで良いや。
もうアパルカさんに癒して貰ってこよっと。
アイン
「うん、ありがとう。クレオパトラ、今日はお休みでいいよ。カエサルに町案内してあげて。俺、アパルカさんの餌やりの時間だから。」
「おーい!ミュカぁ〜ミュカぁ〜!餌やり時間だよぉ〜〜!行くよぉ〜〜!」
俺はミュカのホンワカした空気に触れようと、そそくさと逃げたのであった
アイン
「ミュカさ。この世界って結局誰が1番強いの?」
アパルカさんに干し草を上げながら質問した
ミュカ
「ん〜、どうだろうね。攻撃力で言うと竜種かな?中央大陸のアルティメットスキル保有者が1番強いって噂だけど、アルティメットスキル保有者って、みんなアルティメットスキルの恩恵で長寿になっちゃうんだよねぇ。実際、私も良く分かんないやっ!防御力で言うと、ケットシーさんなんじゃないかな?ヒットポイントが異常に高く、如何なる斬撃、魔導、ブレスや自然現象にも適応出来るらしい。ウルティマスキル以下の攻撃はダメージすら与えられないって聞いた事あるかな?」
アイン
「ケットシーさんって、そんなに強いだぁ。アルティメットスキルって。怖いね。なんでもありじゃんね。俺はグランツオリオンの世界でも、研究者のまま、生涯を終えたいなぁ」
そりゃそうだ。大学准教授、研究者とスマホゲーム一筋の男が急に裁判官。しかも判決は全てまかり通る。
怖い怖い
女神様〜
そろそろ現世へ帰りたいですぅ〜
叶わぬ夢を神頼みするのであった




