No.11 村の発展
偉人召喚でラムセス二世を召喚し、ドワーフ4兄弟のドフ達が村人に加わり
俺達の村と生活は一気に発展していった
まず、俺の要望により、1軒の大きな家が建築された
これは、俺の家とかではなく、複合施設の様な物だ
扉を開くと、まず大きなホールがある。
そこには幾つかのテーブルと椅子が置かれ、みんなで食事が出来るようになって居る
会議室も作り、食料庫と大きなキッチンも併設した
そして
遂に
《お風呂》が完成した!!!
今居る村人の人数に見合わないほど、大きなお風呂である!!
この《グランツオリオン》の世界には、魔鉱石と言う石が存在している
魔鉱石には色々な種類があり、魔鉱石が育った環境により、魔鉱石の特色が変わる
火山地域で採掘される魔鉱石には火の加護が宿り
海中や川から採掘される魔鉱石には水の加護が宿るといった感じだ
大国では、魔法使いの魔法に、魔鉱石の加護を込め、より強力な魔法威力を獲得するために軍事使用されているとの事だ
まぁ、よく見る、杖の先に石が付いているあれだ
ドワーフ族のドフ達は、魔鉱石の扱いにも精通しているようて、俺の現世での記憶も織り交ぜながら、魔鉱石を使い、お湯が出るシステムを構築した
その集大成が《お風呂》である!
グランツオリオンに異世界転生し、早6ヶ月
ようやく手に入れた《お風呂》は格別であった
みんなで朝食を取り
午前は鍛錬
午後からは、ドフ達の大工仕事をみんなで手伝う
汗をしっかりかき、風呂へゆっくり浸かり、汗を洗い流す
そして、夕食をみんなで囲む
こんな幸せがあって良いのだろうか…
鍛錬では、
俺はナポレオンと1体1で戦闘能力の向上に務めている。
お陰で、俺の戦闘能力は5に上がり、兵隊さん達もLv2に上がった
Lvの上がった兵隊さん達の装備も少し高級な作りになり、戦闘力も跳ね上がった
その兵隊さん達と互角に鍛錬を積むゴブ達も大した者である
ドゥックとハナは、ラムセスに鍛錬してもらっており、今では身体強化時間が30分も維持できるまでに成長した
そんなある日
ゴブリン
「すみません!助けて下さい!」
村の出入り口に20匹程のゴブリン達が助けを求め立って居る
アイン
「どうしたんだ?とりあえず、村の中に入りなよ!」
ゴブリン達を村の中へ入れ、話を聞く
ゴブリン
「この森の北東には、元々「魔狼」が生息していたんだけど、その中から「魔狼族」(魔狼は四足歩行・魔狼族は人型)が誕生してしまい、魔狼を従え、暴れ出して大変な事になってる!」
狼人間が狼を従えて、暴れて困ってるって事か
アイン
「ご近所さんが困ってるんだから、助けなきゃだなっ!」
ゴブ
「俺が行きましょうか?」
ゴブが名乗りを上げる
アイン
「いや。今回はドゥックとハナに行って貰おうかな!」
ドゥック
「アイン様、俺が死んだら骨だけ拾いに来てくださいね!」
鍛錬を続けて来たドゥックは自信がついたようだ
アイン
「念の為、ナポレオン!ついて行ってくれないか?」
ナポレオン
「もちろん。アイン様の仰せのままに!」
アイン
「兵隊さん達も連れていく?」
ナポレオン
「そうですねぇ。それでは、歩兵の2人だけお願いしましょう」
アイン
「分かったよ!ドゥック、ハナ。無理はしちゃいけないよ。絶対死んではならない。死ぬぐらいなら、ちゃんとナポレオンに助けを求める事!分かったね?」
ドゥック・ハナ
「分かりました!!」
アイン
「それでは、いってらっしゃい。ナポレオン、引率、頼んだよ」
ナポレオンは深く頷き、ドゥックとハナ、歩兵の兵隊さん2人を引き連れ、村を出ていった
ゴブリン
「あのぉ。魔狼は結構な数が居ます...5人でどうにかなるとは...本当に失礼なのですが、どうにもならないと思うのですが.....」
ゴブリンは申し訳なさそうに言った
アイン
「大丈夫だよ!ドゥックとハナはまだ子供だけど、身体強化をした状態を30分は継続出来るから!」
ゴブリン
「身体強化をっ!!30分もっ!!?」
ゴブリン達は驚いた表情で言った
アイン
「それにね。引率したナポレオンと歩兵の兵隊さん達は。死なない。いや、死ねないからね。不死だから」
俺はニコっと笑って見せた
その通りである。
アインが死なない限り、ナポレオンはもちろん。騎兵・歩兵・弓兵の兵隊達もアインに召喚されているのだから、不死である。
アインが生き続ける限り、不死の召喚されし者は無敵なのである。




