表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ただ憧れて  作者: 星降夜
2/4

1.模擬戦

実質2話目です。最初の『』は、ある人に言われた言葉です。

ただ憧れて


『君の夢はなんだい?君の夢で君のしたいことは変わる。』


「ほな、もうこの場で合格者発表するで。」


「なっ!」


「あら。」


「ほな言うで〜。134番、1番、5番、10番………。これで終了や。合格やった人らはおめでとう。今日からこの学校で過ごしてもらうで。寮があるから早めに行きや。ほな、また明日から。後、上位20名はSクラスで僕の授業を受けてもらうで。なんか質問ある?」


「…」


「ほな今日はこれで解散や。」


「レインはどうでした?」


「俺はSクラスだったよ。ヘレスは?」



「あら、私もですわ。」


「やったな」


「ええ。やったなですわ。」


「じゃあ、また明日。学園で。」


「ええ。お暇させていただきますわ。」


「俺の同室の人。誰だろう。」


「やあ、受験番号123番君。」


「なっ!アルス先生?」


「そうやで〜、名前覚えてくれてて嬉しいわあ。レイン君加点!」


「いや加点って…」


「冗談冗談。」


「はあ…」


「僕と模擬戦せえへん?」


「やります。」


「面白くなってきたやん。呪文ありの総合戦。武器なんでもええよ。」


「はい。」


「僕な、魔法学院の教師してるくせにな、こっちの方が得意やねん。」

そういって剣を取り出すアルス。


「俺も使えますよ。」


「へえ」


「ではよろしくお願いします。」


「うん。よろしく〜。

ハレルヤ王立魔法学院、Sクラス教師。『神剣』アルス。推して参る。」


「ハレルヤ魔法学院新入生レイン。行きます!」


こうして、アルスとレインの模擬戦が開始の火蓋を切った。


「ほな早速行くで〜。

滅せ。『流星の光剣(テミス)』」


(剣装か。参ったな。俺も使うべきか。いや、あれは消耗が激しいし…。でも、出し惜しみしている場合じゃないな。)


「散らせ。『駆動の魔剣(イグニス)!』」


(わぁお。新入生で剣装覚えとるんかいな。こりゃ油断できひんなあ。しっかりいかんと。足元掬われる。)


お互いの刃がぶつかり合い、火花を散らす。)

「どんな剣装かは、教えてくれへんの?」


「教えませんよ!」


(イグニス、加速しろ!)


「なっ、剣速早なった⁉︎反則やろ…。ほな、こっちも加速するで〜!」


お互いの速度が上がり始めたが、身体的に速度が速いのはアルスだ。


(くっ、まずいな。このままじゃこっちの体力が削られるだけだ。どこかで勝負に出ないと。)


「イグニス!」


(剣を投げたやって?どういうことや、これぐらいやったら加速状態の僕やったら躱せる。なんか意図があるんやろうけど、どうしたもんか?)


「こんなん余裕で躱せるで。」


「今!来い、イグニス!」


レインの放った剣が旋回し、アルスを貫いた。と思った。


「あっぶな!間一髪や。まさか、剣を操るっていう剣装か〜。すごいなあ。でも、もう一つ足りへんとちゃうんか?」


「クソッ!」

(あれが簡単に躱せるわけがない。おそらく何か仕掛けがあるはず。先生の剣装は加速させる能力だ。ん?加速…。思考も加速させているのか⁉︎)


「アルス先生。あなたの剣装は自分を加速させることですね?」


「ただ加速させるだけやないで」


「ええ、思考も加速させるんだ。」


(へえ、バレてしもたか〜。どうしよかな。)


「さあ、合ってるかはわからんで。」


(いいや、俺の読みは合っているはず。ならどう攻略するか。)


「ほなどんどん行くで〜。

『流星の煌めき』」


「なっ!」

アルスの剣が光り、威力が上がった。


(イグニスが打ち負けている?何をしたんだ。ここは一度離れて魔法を!)


「『星の撃ち抜き(ノヴァ・レイ)』」


星の弾丸のようなものがアルスを襲う。


「うわっ!危なっ!」

剣で弾き返す。


「ほなそろそろ終わらすで。

『絶技 神剣断絶』」

強大な力の奔流がレインを襲う。


「参りました。」


「レイン君強いなあ。ほんまに一年生?」


「先生も強すぎませんか。特に最後の。」


「ああ、あれ使ったん秘密な。絶技やから。」


「?はい。」


「よろしゅう。ほな明日からまたよろしく。」


「はい!」


続く…


剣装とは

人に必ず一つは宿る核のようなもの。核と対話し、その力を得ることで剣装の使用が可能になる。

アルスの剣装…「流星の光剣(テミス)

自分の動きと剣の動きを加速させる強化系の剣装。

レインの剣装…「駆動の魔剣(イグニス)

剣を念動力で操る能力。投げた剣を自由に操ったり、剣を加速させたりすることができる。

「流星の煌めき」

強化魔法の一つで、近接系の武器または自分に掛けることができる。重ねがけは不可だが、強力な魔法。

「星の撃ち抜き(ノヴァ・レイ)」

超高密度のレーザーを撃ち出す魔法。

絶技

その剣技を極めた者が使うことができる、奥義。使える人間は限られており、流派によって、技の特徴は変わる。

「こここうしたらいいよ」などの優しいコメントがあれば幸いです。ダメ出しよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ