表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/36

嫌悪への感謝

自己嫌悪というのは非生産的である、と誰かが言っていた。僕はそれによく納得した。他の人たちが必ずと言っていいほど持っている後悔という自責も、僕はすっかり放棄してしまった。理由はとても簡単。自分自身を愛しているから。

しかし何でもかんでも許容する訳ではなく、僕は今ここにいることを感謝しながら、良き教訓としてそれを大切に預かっている。捨て去るのは自責だけ。何だかこの感じは寓話にも似ている気がする。愛すべきもの達……

それでも嫌悪はやってくるものである。苦しみという言葉はこういうことのためにあると思った。それは様々なものの為に捧げられる苦しみで、自己陶酔にも似た哀れみをよく連れてきた。嫌悪に首元を刺されるような感覚で、いつも涙が溢れてくる。食べること飲むことを忘れて。空腹はその時僕の最も親しい友の一人になった。ああ、なんて美しく可憐なんだろう。

ちなみに、そんな友の中でも僕の最愛であったのは、もちろん若さと、死と、愛であった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ