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信じるもの
神はいる。別に僕は宗教家ではないけれども。
神とは僕らが感じる神妙さや敬虔さの奥にいるはず。無神論者はそれをひたすらに「ない」と表現するのみ。夭折したある詩人も言っていたことさ。彼は僕と同じ言葉を喋っていた。もしかしたら、僕も生粋の詩人なのかもしれない。
そして、やはり「詩人は辛い」と。僕らはまたそう感じるのである。人々は僕らの姿が見えないようで、誰もいないところに拍手をしていた。経験というよすが、これは何よりも強固な論理となり得る。それを気づくのはやはり詩人であるのか。




