表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/36

消費について

ライブに行ったり飲み会に行ったりで、両親がたまたま居なかったある夜。僕は預かっていた小銭を握りしめて近所のスーパーに出かけた。夜の街は少し涼しかった。

お腹は減っていた。でもいつも輝いて見えた沢山の品物は、僕に拒絶の微笑を向けた。満足買うぐらいにはお金は足りる。デザートも買える。それなのに僕は躊躇った。我ながら、どうしようもなく情けない気がした。

消費とは恐ろしい。ふと思った。僕が目を瞑って手にしようとしていたのは、幸せではなかった。滑り落ちる砂の煌めきと同じ類の虚しさ。僕はしかと了解した。プラスチックの容器が乞食の如く僕に訴えかけていた。

なんだか変な気持ちであったが、僕はやめにしようと決心した。この勇敢さは決して消えることは無かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ