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本当の愛

愛だなんだと考える割には、僕の場合は、それは全て一般に自愛と呼ばれるものであった。自愛は確実な安寧である。僕は、人は生まれながらに拠り所を授かっているのだと思った。そして無知にも、それを優しさの一種だと考えていた。

しかし、優しさとはいつも僕を傷つけるものであると知った。教えてくれたのは、本当の愛であった。

偉大な詩人の言うことが遂に分かったあの日に、僕は愛の永遠を見た。柔らかな晴れ間に謙虚に栄えた、的皪たる花の影。それは誰も傷つく余地がないようだった。

静謐とは、その後に僕を愛撫したそよ風のようなものであった。


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