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僕らに万歳三唱
僕の中に棲むあの子供、
今に繋がるその面影が、
僕の寝顔に浮かんでも、
そんなあの時を知る人は、
時流の実りを悲しむのだろう、
しかし色々悩むうち、
人里離れた奥地まで、
進んでしまった僕らの歩み、
でも太陽の当たる所まで、
辿り着くのを夢見る心地、
続くような予感のなかで、
確かに香る軽やかな風、
心の中へと行くことには、
恐ろしさなんて何処にもなく、
ああこの心中の美しさ、
独りじゃないとは心強く、
もう恐れは安らぎの中、
さあ僕らは勇敢に行こう、
あの神が待つ遠い霧の向こう、
未だ誰もいない美しき秘境、




