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それでも生きている
私は私を許せないでいた……
自身を責めた。
責めて、責めて、責めて、責めて…
世界を恨んだ……
私自身を憎み、そして呪った……
何も出来ない私……
いつしか自分が嫌いになっていた。
勉強も運動も人間関係ですら
何もかもが苦手で
何も取り柄がなくて
生きていることが辛かった……
生きる意味も理由も
まるで私とは無縁のような
疎外感に苛まれ続けた。
だから……
初めて私を見てくれたあなたを
私は嫌悪した……
自分のことが大嫌いだから
大嫌いな自分を好いてくれた
そんなあなたに私は突きつけた。
大嫌いであることを……
それでもあなたは笑ってこう言った。
君が自分を好きになれないのなら、
僕が代わりに君を好きでいる。
たとえ、
君が僕のことを嫌いだとしても
僕は知っている……
君は誰よりも強く、誰よりも優しい
そして誰よりも罪深く、
美しい心の持ち主であることを。
私はあなたの言葉を
信じきれなかった。
ただ……
その言葉を聞いた
私の心臓は鼓動する。
私はこの時知った。
私はここに生きているのだと……




