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吐き出してまた…
虚ろな目をした君が
嗚咽を漏らす…
吐き出そうと
吐き出そうと
繰り返す…
吐き出すほど
ものは詰まってないのに…
何かを必死に吐き出す…
なにも口にせず
ロクに食べない
そんな君に
僕はいったい
何が出来るだろうか…
側にいるだけ?
寄り添うだけ?
抱きしめるだけ?
こんなにも
虚しい気持ちは初めてだ…
君が側にいるのに
空っぽなんだ…
吐き出したいものが
たくさんあるのに…
今の君に打ち明けたら
きっとまた
吐き出そうとする…
もう十分なんだ…
君からはたくさんもらった…
もういいんだ…
だから
今度は僕の言葉を
その胸に蓄えてほしい…




