表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
97/200

97話:そろそろ麦茶の季節ですね

私は、7~9月ぐらいですかね。

 1年中麦茶を飲んでいるという強者が知人にはいますけど、私にとって麦茶は夏のあいだの飲み物です。

 次兄もそんな感じです。

 考えてみると、実家がそうだったわけで……子供の頃の刷り込みというのは恐ろしいです。

 まあ、麦茶といっても色々と個人の好みが反映されるのは言うまでもありません。

 私は、向こう側が見えるぐらいの薄い色合いのものが好みです。

 同じ育ち方をしたはずの次兄ですが、濃いものを望みます。

 麦茶パックを過剰投入したり、煮立たせすぎたりすると、香りが繊細さを失ったり、味わいがくどいような気がするんですが……まあ、次兄には次兄の言い分があるんでしょう。

 次兄が私の家を訪問する時は、仕方ないので次兄用の麦茶と、自分用の麦茶の二種類を用意します。

 ほら、兄より優れた弟など存在しませんから、力関係的に仕方ないのです。(笑)

 知人に言わせると、『他人の用意した麦茶に妥協できない時点で、兄弟というか同類としか言いようがない』だとか。

 うぬう、言い返せない。


 それはさておき。

 麦茶を沸かして、冷まして、冷蔵庫で冷やして、飲む。

 私が子供の頃の実家は、息子3人の5人家族(まあ、正確に言うとちょっと違うのですが)だったので、このサイクルが間に合わないことも多々ありました。

 ほら、一度に沸かすのは2リットルぐらいが限度ですし、そもそも冷蔵庫だって麦茶以外にも冷やさなきゃいけないものがありますからね。

 で、父親が、長兄が、次兄が、私が、かぱかぱと好き勝手に飲み干すわけですから、1日に最低2回は麦茶を沸かしていたわけですね、母が。

 ちなみにうちのルール(父親以外)では、最後に飲み干した人間が、麦茶の容器を洗って(冷めてたら)新しく麦茶を冷やしなおす感じでした。

 まあ、沸かすの母ですけど。

 ほんの少しだけ残して『まだ残ってるから』と言い訳するのはお約束。(笑)

 小学校の高学年ぐらいから、私も母が不在の時に沸かすようになったんですが……。

 少し話がそれました。

 大学で一人暮らしを始めて、妙に麦茶が余るというか。

 その日と次の日で飲み終わらないと、悪くなったりしてないかなとか思って捨てちゃうというか。

 牛乳を一日1リットル飲んでましたから、麦茶による水分補給をそこまで必要としないんです。

 そりゃ、飲む時は飲むんですけど……ルーチンとしては破綻気味?

 一度に2リットル沸かすのをやめたらいいんじゃないかなというツッコミは当然ですが、私の好みの問題で、1リットル用の麦茶パックで2リットルを沸かすと良い色合いになるというか。

 コンビニで働いていた時は、『汗はお客様を不快にさせる可能性があるから、水分量はきちんと調節しなさい』などと指導されたので、ほぼ毎日シフトに入っていた関係上、好き勝手に飲食することができなかったのでやっぱり麦茶は余る運命に。

 次兄なんかは、1日2リットルじゃ足りないかなあ……などと言ってましたが。

 どんだけ飲むんだ、おい。(笑)


 そんなわけで、麦茶を無駄にしないようにチャレンジしてみたのが、麦茶ゼリー。

 薄い琥珀色の、涼しげなゼリーを想像(妄想)してやってみたものの……まあ、分かる人には結末が見えているでしょう。

 あれですね、『かき氷はスイが最高だぜ』と主張する人には良いのかもしれませんが。

 基本、ゼリーというかゼラチンって無味無臭なんです。

 つまり、麦茶をそのままゼリーにすると、麦茶の香りがほのかにする、味の無いゼリーに。

 いや、見た目と麦茶の香りはイケル。

 ならば甘味を……。

 色々やってみたのですが、甘味というか、味を付加しようとすると麦茶の香りが飛んでしまうのです。


 うん、麦茶は飲むもんだよ。(台無し感)


 えっと、誰か私の過去の挫折をリベンジしてくれても良いのよ?

 昔と違って、今はより多くの食材が手に入りやすいわけですから。

 そして成功したら、そっと教えてくださいな。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ