61話:女(男)なんて星の数ほど……という慰めの言葉についてのバカ考察。
心を寄せていた異性に振られた、付き合っている人がいた……そんな失意の人間に対してかけられる慰め(励まし)の言葉。
女(男)なんて、星の数ほどいるんだから。
まあ、今の時代では使われないような気もしますが、この限りない昭和臭が、私らの世代には。(笑)
たしか大正時代の小説が元ネタ(星の数~の言い回し)だったような記憶があるんですが。
さて、ここでいう『星の数ほど』ってのは基本的に、数え切れないというか、無数の、多数の、などの意味合いで使われているのは間違いないでしょう。
ある意味お約束というか、文学的表現ですね。
しかし、文学的表現に酔いしれて現実から目をそらすのは、現代社会人としての敗北を意味します。
星の数とは、どのくらいの数でしょう。
天体観測技術の向上した現代の感覚で語るよりも、この文学的表現が確立した時代の目線で。
人間の目で視認できる星の数は6000ほど。
これは、北半球南半球含めて、地球上のあらゆる場所から……という意味での6000という数らしいです。
さあ、ここで『星の数ほど』を『6000』に置き換えてみましょう。(笑)
振られたぐらいでくよくよすんなよ。女(男)なんて6000人もいるんだぜ。
……どうでしょう、ものすごくリアルな数字のように思えてきませんか?
環境にもよるとは思いますが、生まれてから死ぬというか、結婚を諦める(笑)年齢までに知り合う異性の数って……案外、このぐらいだと思うのですよ。
小学校、中学校、高校、大学、仕事……知り合う異性の総数の中で圧倒的割合を占めるのは、学生時代ではないでしょうか。
そもそも、知り合う異性が6000人だとしても、お付き合いやら結婚とか考えたら、対象はいいとこその半分ぐらい。
うわあ、3000人。
学生時代の同級生の女性の総数が、マジでそのぐらいになるケースが一般的のような。
働き出すと男女の出会いがないわー。
などと口にする人が多いですが、そもそも働き出した時には『星の数ほど』の大半の異性が自分とすれ違ってしまったあとなのです。
まあ、再会してのルートが残っている可能性はありますが。(笑)
それを踏まえて。
『女(男)なんて星の数ほど~』という言葉を意訳すると……。
おい、めそめそしている暇はないぞ。
女(男)の数なんて限られているんだからな。
今すぐ立ち上がれ。
胸をはって前を見ろ。
命短し恋せよ男女。
……こうなります。
きっと。
多分。
メイビー。
星の数は有限なのさ。(笑)




