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6話:夜食

 飯テロ……になるかなあ?

 朝食、昼食、夕食。

 スポーツ選手なんかはさておき、1日3食が基本の現代。

 朝は食べないとか、夕食じゃなくて夜食だなあ……なんて人も多いでしょうが、言葉遊びのきらいはあれど、なんかこう、夜食って響きがイイんですよねえ。

 ちょいと背徳的な感じがあるというか。

 こう、1日3食の分は義務って感じがあるんですが、夜食って別に食べなくてもいいんだけど、敢えて食べるモンじゃないかなあ。

 遊び心というか、ちょいとひと手間かけたくなるというか。

 ああ、ご飯食べなきゃ……みたいな義務から外れることで、楽しみやら喜びがさらにドン!

 この時間に夜食の話って、狙ってるのかと言われると、狙ってますが、それが何か?(笑)


 私は古い人間で、しかも田舎出身だから、割と食料を備蓄してます。

 無くてもへーき。

 食べたくなったら買いに行く。

 コンビニにいけばいいしってのが、今の主流かもしれませんがね……まあ、本当の田舎にはコンビニなんかありません。

 商売である以上、利益を出さねばなりません。

 本当の田舎は人は少なすぎて利益が出ませんから、コンビニはありません。

 恋愛シュミレーションなどで舞台となる田舎の様相に、『田舎じゃねえ!』と叫びたくなるのは、田舎者の僻みなんでしょうか?

 はっはっはっ、商店街なんかあるわけ無いだろ。

 あ、これやっぱり僻みだわ。


 歴史好きの友人に勧められ、湯漬けにハマった時期がありました。

 お茶漬けじゃなくて、言葉通りの湯漬けです。

 冷ご飯を軽く洗い、なんの具もなく、ただのお湯を静かに注ぐ。

 お湯の中で、ご飯がゆっくりとほぐれていきます。

 さらさらさらと、喉を滑っていくご飯そのものが特別美味しいわけではありません。

 私にとってのメインは、最後に飲むお湯です。

 軽く口に含むと、感じるほのかな甘みはもしかすると錯覚かと思えるほど儚くて。

 甘いは美味い。

 コメはご馳走ってのは、おそらくコメの甘味そのものによるものだったのかなあ、と。

 まあ、今のコメは品種改良の果てにあるものですが。


 え、冷ご飯なんてないよって?

 うーんあらためてご飯を炊くと、夜食って感じじゃないんですよね。

 ちなみに、炊きたてご飯の湯漬けは、やめといたほうが無難です。


 んー、お酒を飲む方なんかには夜食というより、アテになるんでしょうが。

 こんにゃくを一口大に切って、焼きそばソースでカリカリになるまで炒める……なんてのも。

 歯ごたえがあって、ピリッと辛くて。

 まあカロリーも気にせずに済みますし。


 大根の細切りをめんつゆでヅケにしておくのもお手軽というか、割と使い勝手が良いです。

 そのまま蕎麦やうどんなどの麺類にぶっかける究極の手抜きなんかもできますし。

 私自身は、色々と煮込むのが好きですね。

 おでんはコンビニじゃなく、自分で作りたい人間です。

 煮玉子は、作るのは簡単だけど漬け込んで2時間ぐらいかかるからちょっと夜食に、で作り始めても時期を逸します。


 うん、飯テロにならなさそうな微妙なラインナップ。

 じゃあ、最後は甘いもの。

 ヨーグルトにアイスをぶち込んで、シャリシャリしたシャーベット感覚のヨーグルトアイス。


 買いに行く、コンビニがねえじゃねえか。(笑)




 


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