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31話:ダイエットの話を書こうとして、いらんこと思いついた。

タイトルそのまんま。

 脂は敵だ。

 1970年代、アメリカにおいて巻き起こったダイエットブーム。

 基本的には、カロリー思想を主体に、高カロリーの油もの、脂ものをカットというアレだ。

 それを受けてバターやら肉やらが目の敵にされ、アメリカの畜産業界は大打撃を受けた。

 で、その過剰分をどこに持っていくかで、政治家に圧力かけて……1980年代の日本の農産品貿易自由化の交渉の原因は、ダイエットにあったと言っても過言ではない。


 (視線をあさっての方に向けながら)過言ではないのだ。


 さて、数年前に突如として日本を席巻した炭水化物ダイエット。

 その内容についていろいろと言いたいことはあるのだが、ひとまずそれは置いといて……というか、ふと気づいたというか思いついてしまったのだ。


 ……炭水化物ダイエットって、穀物消費量を抑えるために生み出されたダイエット方法じゃあるまいか?


 2000年に入って、世界での小麦価格が急激な上昇カーブを描いた。

 市場のグローバル化やら、バイオ燃料需要やら、天候不良による世界的不作やらの要因が絡んでのことだが、日本においてインスタントラーメンの値段が上がっただけでなく、使用する小麦の質を落としたことで麺そのものの味が格段に落ちた。

 ここ数年は、それをカバーするために調味料スープで補っているのは明らかだ。

 スープを使わず、乾麺そのものをかじればわかる……あれ、私『さぬきもん』の影響めっちゃ受けてないか、これ。(笑)

 安い袋ラーメンの麺は、冗談抜きでスナック菓子みたいになってますしね。

 昔のそれと比べると、ほんとスッカスカって感じです。


 ちょっと話が脱線しかけましたが、世界の食料事情というか、タイミングとかそういうこと考えると……疑念を払うどころか、むくむく巨大化してしまいまして。

 考えすぎと笑い飛ばすのも一興ですが、政府の方針やら、いわゆるオトナの事情を後押しするための出版物の氾濫なんてのは、割とメジャーな情報統制であるからして。

 有名どころでは、株の取引に関する出版物。

 少し前ではアベ〇ミクスってことになるんでしょうが、政府の株式重視方針に合わせてその手の出版物が大量に出回るのは既にトレンド。

 ちなみに、株に興味を持ってもらうための出版物ではない。

 少し嫌な言い方になるが、素人をカモにするための内容なのがほとんどである。

 今では当たり前のように使われるが、株式投資の目安として株価と資本の指数を取り上げるようになったのは……日本では割と最近である。

 もちろんその指数そのものは、昔から某国であったもの。

 

 株を始めてみようと思うが、どれを買ったらいいのかわからない。

 そういう人に対して、まずはこの指数が高いものを探しましょう……と誘うわけだから、入門書っぽくて間違いなさそうに思えます。

 でも、考えてみてください。

 なにをやるかわからない素人と、セオリー通りに動く初心者。

 プロが御し易いのは、どっち?

 なにをやるかわからない人間がやってくると、相場が乱れる……と敬遠されます。

 セオリー通りに動く初心者なんて、相場の世界ではいいカモです。

 果たしてセオリーを述べる入門書は、誰のための本ですかね。


 と、いうことが当たり前の世の中ですから。

 経済効果を伴ういきなりのブームってのは、何らかの思惑を持った仕掛け人がいると思って間違いないと思います。

 とすると、このダイエットは……などと考えるのは、間違ってない。


 (視線を泳がせながら)間違ってないのです。


 ……まあ、思索を深めることなく、思いつくままに書いてしまいました。


 

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