21話:あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
投稿予約時間が間違ってなければ、ウエルカム2017年。
子供の頃考えてた2015年と現実の2015年はかなり乖離してたなあ……などとしみじみ思ってしまいますよ。
まあ、コストを無視すれば実現できなくもないんでしょうけどねえ。
私ぐらいの年齢になると、今更自分がどうのこうのという意識は薄れてしまいます。
自分以外の人間が、そこはかとなく満たされた生活を送っているなあ……などと実感、もしくは錯覚できるようになったらいいのになあ、ぐらいは考えるのですが。
書かれた時代を問わずに小説を読み散らかすと、『幸せに気づく』時代と『幸せになる』時代の違いは大きいなあと思います。
ちょうど私の世代がその境界付近っぽい感じはしますね。
私個人のイメージなのですが、かつての『幸せに気づく』時代っていうのは、『100戦して51勝49敗』で上出来という価値観。
今の『幸せになる』時代ってのは、勝ち組、負け組などの言葉からしても『100戦して90勝以上』が必要条件みたいな価値観かなあと。
実際問題、戦いあった二人がそれぞれ『自分が勝った』などと思う事柄は少なくありません。
その錯覚分も含めて、『自分は51勝49敗だ』と思える人間の割合は、数学的ロジック以上に多くすることができたんじゃないかと。
でも、『100戦して90勝以上』だとごまかしがきかないというか……幸せは希少なモノになってしまったんじゃないのかなあ。
言葉遊びと言ってしまえばそれまでですが、実際そんなもんだと思います。
さあて、私も含めてですが、今年はどんな1年になることやら。
……というほど、読み手もいなさそうですが。




