147話:台所の大掃除
私は部屋の掃除はあんまりしませんが、台所の掃除はマメにします。
まあ、このあたりは主観なので、客観的レベルでどうなのかというお話は置いといて。
ほら、『最近太り気味だから、食べる量を減らさないと』と言ってる人と、『体力つけるために、食べる量を増やすよ』と言ってる人間の食べる量が同じだったりするのと同じで。
掃除はあんまりしないと言ってる人間が考える『当たり前のレベル』の差によって、大きな差が出ます。
まあ、引越しした時のダンボールをようやく開封した際、中から箱が出てきて……それを開けたら紙包みに入った15冊ぐらいの文庫本が出てきました。
ああ、古本屋で買った本だな……と、値札を見ると消費税が5%の頃に買ったものでした。
積ん読にも程があるだろ、私。
うん、引越しのごたごたで忘れ去られていたんだけど、ちょっと悲しい。
と、言うわけで台所の掃除。
まあ、シンクの方ではなくて、コンロの……換気扇も含めた油汚れに対してですね。
たいていネタとしては、年末の大掃除でアレコレという感じなのですが……以前、知人に言われたんです。
『なんで油汚れの掃除を年末なんて寒い時期にやらなきゃいけないの?効率悪いでしょ?』
ああ、そりゃそうだ。
油なんて冷えたら固まるというか、そもそも掃除するときはぬるま湯につけたりする。
つまり、暖かい時期というか、暑い時期にやるのが一番楽じゃん。
それ以来、私はコンロ周りの大掃除を夏の終わりにするようになった。
まあ、掃除に関して、以前に比べたら洗剤とかがものすごく高性能になってるなあと実感します。
トイレの洗剤もすごい。
小学校のトイレ掃除はみんなが嫌がる苦行でしたが、今なら、今のこの洗剤を持ってすれば、苦労は半分以下だっただろうなと、しみじみ思ったりもする。
でもまあ、本当に面倒を避けるなら、普段からこまめにやるのが一番楽ですが。
邪道かもしれませんが、トイレ掃除に使うペーパーみたいな商品がありますよね。
そのまま流せるタイプとか、そうでないタイプもあるやつ。
流せないタイプの方が安いので私はそれを使ってますが、気がついたときにそれでコンロ周りや換気扇をついーと拭いておく。
なんということでしょう、これだけで大掃除が、ただの掃除のレベルにまで下がってしまうのです。
もんのすごい汚れたものがピカピカになる楽しみがなくなったのはちょっと悲しい。
まあ、掃除の方法は人それぞれなんでしょうけど。
コンロ周りの掃除に適しているのは、暑い時期です。
今ならまだ間に合うというか、真夏の掃除はだるいので、今はちょうど良い季節かもしれません。
まあ、年末の大掃除というのは、ただ綺麗にするという意味だけではないのですが。(笑)




