表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/200

102話:ここまで来たのかレトルトカレー(作者が世間知らず)

実際、いつからこうなったのかなあ。

 スーパーでの買物が好きだ。

 モノがたくさんある。

 種類がたくさんある。

 ああ、選べるって素晴らしい。


 そういうわけで、私は時間が許すならブラブラと店内を見て回るのが好きです。

 もちろん、自分の購入対象範囲内でのことがほとんどですが。

 そして先日。

 何気なく視線を向けた先のレトルトカレーをそのままスルーしかけて……思わず凝視しました。

 このメーカーも。

 このメーカーも。

 いつからレトルトカレーは袋のまま電子レンジで温められるようになったのか?

 だって、レトルトの袋ってアルミ蒸着した膜があるから、マイクロ波はほとんど反射されて中身が温まることがないんじゃ……。

 ちなみに、大学時代の知人の『レトルトの袋を洗って、そのままご飯を炊くついでに炊飯器の中に袋ごと』という方法は、怖くて試したことがありません。(笑)


 ……いや、私はカレー食べるなら自分で作りますんで。

 そもそも、中途半端な量の、高コストなものを買わねばいけないのか……ということで、多分、20年近く興味がなかったというか、完全に無視してました。

 私の視点は子供なのか、それとも孫の成長を見守る老人なのか、技術の発展とか、新しい視点とか、そういう商品を見るとワクワクしてしまう。

 まあ、それほど値の張るものではないし、ひとつ買ってみよう……と、購入。


 重ねて言いますが、私は興味のないことに関して、本当に本当に無関心で、気にもとめないので、ほかの人から見るとおかしいと思える行動や、常識のなさがいきなり表面化します。


 まあ、レンジで温められるってことは、自分の知ってるアルミ蒸着膜を使わない、パッチの新技術なり、新素材が開発されたんだよなあ……ドキドキワクワクで、帰宅早々箱を開けてしまう私。

 なにこれなにこれ、気圧弁?気圧弁なの?


 落ち着け、おっさん。

 こうして文章にする時は、それなりに冷静になれるのですがね……。(笑)

 まあ、私自身から見てもアホだと思うからこそ、ネタに出来るってのもあるんですが。


 それはさておき、内部の気圧が高まると弁が開いて、水蒸気を逃がして破裂を防ぐ……のはわかるんだけど。

 そもそも、レンジのマイクロ波を反射しないレトルト袋の素材や構造そのものに興味があるのだが、当然食品説明にそんな解説があるはずもなく。

 まあ、素人考えでも製造時は外部からの圧力、温め時には内部からの圧力ということで、中身を守るシール強度が重要なのは言うまでもありません。

 まあ、レトルト食品のアルミ蒸着膜ってのは中身の品質維持もありますが、密封力というか接着力を求めての、当時の解答だったわけでしょう。

 もちろん、コストも含めて。

 調べる環境がないから、いくら考えても答えなんか出るはずもないのですが、とにかく色々と考えるのが楽しいのです。

 袋の端をちょっとハサミで切って、ライターの火であぶってみたり。(笑)

 現代日本の衛生基準で、いきなり健康がどうにかなってしまうような有害物質が発生したりするはずがないと判断しての行動ですが?(笑)


 まあ、そんなわけで色々と楽しかったです。(小並感)


 え?味ですか?

 特には。


 と、いうわけで……もしかしたら私と同じように、こんな時代になったことを知らない人がいるかもしれないという微かな希望を込めてこの話を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ