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第１話

「ふぁ～ぁ、もう朝か」

朝日が差し込むとある部屋に少年の声が聞こえてくる。

「ああ、今日の朝飯は何にしようか」

そういいつつ部屋を出てリビングに向かう俺の名前は、神埼昴だ。

俺はいつものとおりに朝食を作って、それを腹につぎ込んでいく。

「うおっ!?もうこんな時間じゃねえか！いそがねえとまにあわねえ!」

そういって俺は学校へ行く準備をして登校し始める。

「ふう、何とか間に合ったか」

学校に着いたのは、HRが始まる五分前だった。

HRが終わると、友人が声をかけてくる。

「おはよ～、昴君。今日も遅かったね」

そういって話しかけてきたのは、俺の幼馴染である、長門雪菜だ。

「おはよう、雪菜」

そう俺がけだるげに彼女に挨拶を返し、眠りにつこうとすると、後ろから声が聞こえてくる。

「神崎君！君は雪菜が話しかけてくれてるんだから、もっと誠意をこめろ！」

そういって俺に怒鳴ってくるのは、クラスのリーダー的存在の佐藤光輝である。

彼の顔は１０人が見れば８人は振り返るほどの美少年だ。それに対して俺は、顔が髪で隠れていて根暗な印象がある。

（だが、髪のしたの素顔は神と見紛うほどの美しさで、女子たちは雪菜がLIMEで素顔の写真をうっかり流出させてしまったのでそのことを知っているためにほとんどの女子が昴に好意を抱いている。それに、昴は性格もいい）

光輝の言葉に多少イラッときた俺が何か言い返そうとすると、

ずどおおおおおおおん!!!!!!!!!!

何かが天井から降ってきて俺は意識を失った。