song of the little love
「強くていいね」嘘でしょう?
誰にも頼らないとか言えば 格好いいのかもしれないけれど
ほんとは誰にも頼れないだけ。
自らの弱さをわかっていながら 弱さを見せる強さがない。
そんな私に、君は言った
「素直じゃないね」その通り
ただ強がってるそれだけで 他のものは何にもない。
だからかな
「強がるな。頑張るな。」
その言葉が私の中の何かを崩した。
全てお見通しとでも言うように あなたは私を抱き締めた。
いっぱいに膨らんだ風船が 一本の針で萎むように
私はそのぬくもりを 抵抗もせず受け入れた
張り詰めた糸がプツンと途切れるように
私の緊張は解けていった
初めて 「泣いてもいいんだ」 と思えた
「大丈夫、俺が守る」 そのコトバで。