さる(きのこ派)かに(たけのこ派)合戦
私はたけのこ派です。
むかし、むかし、あるところに、カニ(たけのこ派)がおりました。
カニ(たけのこ派)はお昼ご飯を食べるためにおにぎりを一つ取り出して手頃な岩に腰掛けました。すると偶然通りかかったサル(きのこ派)が「この柿の種とおにぎりを交換しよう」と、半ば強引に柿の種を押し付けおにぎりをその場で食べてしまいました。
カニ(たけのこ派)は仕方なく柿の種を植えました。そして「早く芽が出ろ、チョン切るぞ~♪」と歌うと、みるみるうちに芽が出て大きな柿の木となり、美味しそうな柿がなりました。
それを知ったサル(きのこ派)は「柿をとってあげるよ」と柿の木に登りますが、自分で次々と食べてしまいます。カニ(たけのこ派)が「私にも下さいな」と言うと、サル(きのこ派)はまだ熟していない青い柿を投げ付けカニ(たけのこ派)にぶつけ、カニ(たけのこ派)は甲羅が割れて死んでしまいました。
カニ(たけのこ派)の死を知ったカニ(たけのこ派)の子ども達は悲しみ、カニ(たけのこ派)の友達の臼(たけのこ派)と栗(たけのこ派)とハチ(きのこ派)に助けを求めました。そしてサル(きのこ派)を懲らしめようと作戦を立てました。
サル(きのこ派)が家に帰り、囲炉裏に火をくべると、囲炉裏の中から焼けた栗(たけのこ派)が弾けサル(きのこ派)の顔に当たりました。
「熱い!!」
慌てたサル(きのこ派)が水で冷やそうと井戸へ向かうと、ハチ(きのこ派)がブンブンと羽音を立ててサル(きのこ派)の周りを飛び、お尻を刺しました。
「痛い!!」
そして家の中に避難しようとしたサル(きのこ派)の上から、臼(たけのこ派)がドシンとのし掛かり、ついにサル(きのこ派)は死んでしまいました。
カニ(たけのこ派)の子ども達は喜びましたが、母親カニ(たけのこ派)は戻りません。
サル(きのこ派)を殺しても虚しさだけが残りました…………
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(*´д`*)




