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真赤なアスタラビスタ  作者: 面映唯
【泡沫汀の集合体、火花】
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 話の流れで女性陣が先に風呂に入るということになった。「片づけは俺がやっておく」と言うと、「じゃあ私も」と紗江も手伝ってくれた。バケツの水を捨て、燃え殻をゴミ袋へ入れて始末し、さて戻ろうかと紗江と話しながら歩いていると、「ちょっと」と後ろから首藤の声がした。振り向くと先ほどの微笑みはもう消えてしまった首藤が、数メートル先に立って手招きしていた。「どこか行くの?」と隣を歩いていた紗江に聞かれ、私は「散歩してくる。先戻ってて」と伝えた。


「……私も付いて行ったりしたら、迷惑?」


「あ、ごめん。俺と首藤の話だから……」


「エッチな話?」


「いや、それとはちょっと違う気がするけど」


 今の私には、高校時代美人と謳われていた彼女の誘いを、拒む力があったのだ。


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